水産庁漁業調査船「開洋丸」がクロマグロの産卵行動の撮影に成功しました!

ad

2024-06-14 水産庁

水産庁の漁業調査船「開洋丸」は、南西諸島周辺海域においてクロマグロ親魚の産卵行動の撮影に成功しました。これまで多くの謎に包まれていた自然環境下でのクロマグロの産卵行動の観察・記録は、世界的にも非常に貴重なものです。
動画はこちら(水産庁漁業調査船「開洋丸」がクロマグロの産卵行動の撮影に成功しました! (youtube.com))

撮影されたクロマグロ産卵行動

1.概要

令和6年6月4日(18時00分から18時30分頃)、クロマグロの産卵場である南西諸島周辺海域において、水産庁漁業調査船「開洋丸」は国立研究開発法人水産研究・教育機構の調査員乗船のもと、クロマグロ仔魚の分布量調査を実施中、船の周囲で産卵行動を行うクロマグロ親魚の群れを発見し、産卵する様子を撮影することに成功しました。
クロマグロの産卵は、1尾のメスを複数のオスが数珠つながりとなって、弧を描くようにして追尾する行動をとります。動画では、クロマグロの群れが水面近くを遊泳し、放卵・放精により水面が青白くなる、ダイナミックな産卵の様子が確認できます。
なお、複数の専門家による直接及び映像の目視にて、本種をクロマグロと判断しています。同時に受精卵を採取しており、調査後に実施するDNA分析により種を同定する予定です。

2.撮影場所

沖縄本島の南方の海域
クロマグロ産卵場の位置

3.参考

(1)調査の目的
太平洋クロマグロの主な産卵場である南西諸島周辺海域において、資源量の推定のための基礎的な情報となる仔魚の採集や産卵親魚の生態、海洋環境を把握するための調査です。

(2)調査期間

漁業調査船「開洋丸」

令和6年5月31日(金曜日)から6月21日(金曜日)まで
(3)漁業調査船
「開洋丸(かいようまる)」2,510トン(船長 橋本高明)
開洋丸のホームページはこちら
開洋丸:水産庁 (maff.go.jp)

4.その他

開洋丸は6月21日(金曜日)から6月24日(月曜日)まで那覇に一時寄港予定です。寄港時に開洋丸側へ取材を行うことは可能ですが、事前に下記お問合わせ先までご相談ください。

お問合せ先

(開洋丸調査および開洋丸への取材に関すること)
増殖推進部漁場資源課
担当者:水垣、古賀、中里

(クロマグロの生態に関すること)
増殖推進部研究指導課
担当者:田中

ad
1400水産一般
ad
ad


Follow
ad
タイトルとURLをコピーしました