2021-08-05 環境省
令和3年8月3日(火)に東京港大井ふ頭内で確認されたアリについて、専門家による同定の結果、特定外来生物ヒアリ(Solenopsis invicta)であることが確認されましたので、お知らせします。本件は、環境省が毎年実施している定期的な全国港湾調査において確認されたものです。
平成29年6月の国内初確認以降、これまでのヒアリの確認事例は令和3年8月5日(木)現在で16都道府県、計70事例です。
<東京都同時発表>
1.経緯
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- 環境省が実施する全国港湾調査の東京港大井ふ頭での調査において、調査事業者がコンテナヤードの舗装面でヒアリと疑わしいアリ約150個体及び舗装の継ぎ目への出入りを確認。
調査事業者が確認箇所周辺に殺虫餌(ベイト剤)を設置。
環境省が専門家に同定を依頼。 - 8/4
- 専門家が当該アリについて、ヒアリであることを確認。
2.今回確認されたヒアリについて
確認されたアリは、ヒアリの働きアリ約150個体です。
3.対応状況
引き続き、発見場所において目視やトラップによる調査及び防除を、東京都等と協力して実施します。
なお、関東地方環境事務所から東京都等の関係機関に対して、以下を依頼しています。
- 今回ヒアリの確認があったことから、当該コンテナヤード及びその周辺の点検等を適宜実施すること
- ヒアリやアカカミアリを含むヒアリ類と疑わしいアリをコンテナや積荷で確認した場合は、密閉等により逸走を防ぎ、完全に駆除等が確認されるまではコンテナや積荷の移動を避けるよう留意するとともに、その点につき関係者にも徹底を依頼すること
- 今後、環境省等が実施する調査に協力すること
4.疑わしいアリの発見時の対応について
疑わしいアリを発見された方は、以下に留意するようお願いします。
<事業者の皆様へのお願い>
コンテナの開封時等にヒアリやアカカミアリと疑わしいアリを発見した場合、まずは刺激を避けつつ、コンテナのどの箇所にどの程度の生きたアリ類がいるか等、状況を確認してください。
- 多数の生きたアリの集団がいる(予想される)場合は、コンテナの扉を閉めて逃げ出さないよう静置してください。その上で、関係機関(港湾管理者、地方公共団体、環境省地方環境事務所等)に速やかに連絡し、取扱いについて相談してください。可能であれば、強粘着の布ガムテープでコンテナの目張りをするなど、アリが逃げ出さないよう対応してください。
- アリが少数しかおらず、逃げ出す恐れのない場合は、市販のスプレー式殺虫剤等でその場で駆除してください。その上で、関係機関に速やかに連絡し、取扱いについて相談してください。
詳しくは、環境省の「ヒアリの防除に関する基本的考え方 Ver.3.1」のP.19~24を参照してください。
https://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/attention/file/hiariboujo_Ver.3.1.pdf
<一般の皆様へのお願い>
- ヒアリの詳しい特徴や注意事項、見つけたときや刺されてしまった場合の対処方法などについては下記を参照してください。「特定外来生物ヒアリに関する情報」http://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/attention/hiari.html
- ヒアリやアカカミアリを含むヒアリ類と疑わしいアリを発見した場合や、ヒアリの特徴等一般的な問合せ、健康被害の問合せ等については、「ヒアリ相談ダイアル」を御利用ください。
- 受付曜日:土日祝を含む毎日(12/29~1/3は除く)
- 受付日時:午前9時から午後5時
- ヒアリ相談ダイアル 0570-046-110(IP電話の場合 06-7634-7300)
チャットボット(自動会話プログラム)による情報提供や相談受付等も行っています。
以下のURLから、24時間、365日御利用いただけます。
「アリーのヒアリ相談チャットボット」
http://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/attention/05_contact/index.html
今回確認されたヒアリ
今回ヒアリが発見された場所
連絡先
環境省自然環境局野生生物課外来生物対策室
関東地方環境事務所野生生物課