新たな資源管理の実施に向け、マイワシ及びマアジについては、資源評価を行い、資源管理方針に関する検討会において関係者との検討を開始しているところです。
今般、最新の情報に基づき資源評価が行われ、資源状況等の評価結果が更新されました。また、資源管理方針に関する検討会で受けた指摘事項に対する試算も行われましたので、これらの結果を公表します。
1.趣旨
改正漁業法における新たな資源管理においては、現在の環境下において持続的に採捕可能な最大の漁獲量(最大持続生産量:MSY)を達成できる資源水準に、水産資源を維持又は回復させることを管理の目標としています。
このような新たな資源管理の実施に向け、マイワシ太平洋系群・対馬暖流系群、マアジ太平洋系群・対馬暖流系群について、最新の情報に基づく資源評価が令和2年8月末に行われ、
・資源状況
・毎年の資源量や漁獲量の推移
等が更新されたことから、今回、その結果が公表されました。
また、前回の資源管理方針に関する検討会で受けた指摘事項について、最新のデータに基づく試算を行い、
(ア)急激な資源水準の変化のあった年を除いたシナリオでの将来予測
(イ)当面の間漁獲量を固定した場合のMSYレベルの資源量達成確率
などが公表されました。
2.更新後の資源評価結果の概要
2魚種4系群の更新後の資源評価の概要につきましては、国立研究開発法人水産研究・教育機構が取りまとめた添付資料を御覧ください。
なお、詳細については、以下のURLで公表しています。
http://www.fra.affrc.go.jp/shigen_hyoka/SCmeeting/2019-1/
<添付資料>
更新後の資源評価結果の概要
マイワシ太平洋系群(PDF : 1,296KB)
マイワシ対馬暖流系群(PDF : 1,254KB)
マアジ太平洋系群(PDF : 1,191KB)
マアジ対馬暖流系群(PDF : 1,176KB)
お問合せ先
(更新後の資源評価結果の公表について)
水産庁増殖推進部漁場資源課
担当者:沿岸資源班 上田、冨澤、菅
(更新後の資源評価結果の内容について)
国立研究開発法人水産研究・教育機構研究推進部
担当者:小倉、銭谷