核分裂における原子核のさまざまな“ちぎれ方”を捉える
-放射性物質の毒性低減に貢献-
国立研究開発法人日本原子力研究開発機構(理事長 児玉敏雄、以下「原子力機構」という。)先端基礎研究センターの廣瀬 健太郎 研究副主幹及び西尾 勝久 マネージャーらは、東京工業大学(学長 三島 良直、以下「東工大」という。) 科学技術創成研究院 先導原子力研究所の千葉 敏 教授、近畿大学(学長 塩﨑 均)大学院総合理工学研究科の田中翔也 大学院生らとの共同研究により、核分裂における原子核のさまざまな“ちぎれ方”を捉え、原子核からの中性子放出と核分裂における原子核の“ちぎれ方”の関係を初めて明らかにしました。
原子核の中性子放出と“ちぎれ方”の解明により、核分裂に対する深い理解につながる。さらには核分裂を利用した放射性物質の毒性低減のための核変換技術への貢献が期待できる。
http://www.jaea.go.jp/02/press2017/p17112801/