2026-02-19 琉球大学
琉球大学の研究チームは、奄美大島・徳之島・沖縄島に生息する固有種ケナガネズミが、海岸付近の道路上で海岸性植物アダンを摂食し、同地点でロードキルが発生した事例を報告した。さらに、ロードキル個体の胃内容物をDNAメタバーコーディング解析した結果、餌として初めてアダンとオカヤドカリを確認。山地森林性とされてきた本種が海岸資源も利用可能であることを示す一方、道路上での採餌が交通事故リスクを高める可能性を指摘した。成果は『哺乳類科学』に掲載。

ケナガネズミがアダンの果実の芯の部分を摂食する様子。
手前には道路上に散乱した複数のアダンの果実がみられる。
<関連情報>
- https://www.u-ryukyu.ac.jp/news/75563/
- https://www.jstage.jst.go.jp/article/mammalianscience/66/1/66_45/_article/-char/ja/
ケナガネズミによるアダン摂食とロードキル発生および餌としてのオカヤドカリの新知見
丸田 裕介, 辻 和希, 佐藤 行人, 小林 峻, 小高 信彦, 鶴井 香織
哺乳類科学 J-STAGE公開日: 2026/02/14
DOI:https://doi.org/10.11238/mammalianscience.66.45
抄録
奄美大島,徳之島,沖縄島に固有のケナガネズミ(Diplothrix legata)は,雑食性である.沖縄島北部の海岸林沿いの道路上で2024年5月18日未明,ケナガネズミの主な生活圏である山地森林には生育しないアダン(Pandanus odorifer)の果実を摂食する成獣1頭を直接観察し,同日夜間に同地点でロードキルにより死亡した個体を回収した.この死体はアダン摂食を確認した個体と同一とは限らないが,胃内容物が認められたため,摘出後DNAメタバーコーディングで解析したところ,餌として新知見となるアダンとオカヤドカリ(Coenobita cavipes)が確認された.

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