新型転換炉原型炉ふげんのホットカラム室内での水(トリチウムを含む)の漏えいについて

2025-12-23 日本原子力研究開発機構

日本原子力研究開発機構は、廃止措置中の新型転換炉原型炉「ふげん」において、原子炉補助建屋3階ホットカラム試験装置室(管理区域)でトリチウムを含む水の漏えいが発生したと発表した。2025年12月23日15時18分頃、装置解体作業中に配管切断部からの滴下を作業員が発見し、室内トリチウム濃度は最大1.85×10^0 Bq/cm³まで上昇した。作業員3名は直ちに退室し、拡散防止のため当該室の換気を停止した。評価の結果、作業員に外部被ばく・内部被ばくは認められなかった。また、主排気筒トリチウムモニタに有意な変化はなく、環境への影響もないと確認された。本事象は管理区域内に限定され、適切な初動対応と放射線管理が実施された事案である。

新型転換炉原型炉ふげんのホットカラム室内での水(トリチウムを含む)の漏えいについて
ホットカラム試験装置概略図

<関連情報>

2005放射線防護
ad
ad
Follow
ad
タイトルとURLをコピーしました