2025-10-16 サセックス大学
サセックス大学とクランフィールド大学などの共同研究によるREAL NbSプロジェクトは、東アフリカの土地劣化対策として「グラスストリップ(草の帯)」の有効性を実証した。これは土壌侵食を防ぐため、畑の等高線上に自生種の多年草(例:デショグラス)を植える自然に基づく低コスト手法である。エチオピアの実験地では、草の帯が雨水の流出を減らし、土壌中の有機物と水分保持力を高め、農作物の生産性向上に寄与することが確認された。さらに、土壌堤防(バンド)と組み合わせることで効果が増大し、地域の気候変動への適応策として注目されている。研究チームは、農民参加型アプローチを通じ、持続可能な土地利用モデルとして普及を目指している。

Desho grass strips on the REAL NbS project experimental field in Ethiopia
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