産業技術総合研究所

人工知能により材料の構造画像を生成し、物性を予測する技術を開発 0501セラミックス及び無機化学製品

人工知能により材料の構造画像を生成し、物性を予測する技術を開発

人工知能(AI)によって材料の構造画像を生成し、物性予測を可能とする技術を開発した。カーボンナノチューブ(CNT)を用いて作製した膜について、その構造画像と物性値をAIに学習させたのち、コンピューター上で2~3種類のCNTを任意の割合で混合した膜のAI画像を生成することで、CNT膜の物性値を精度よく予測することを可能にした。
キログラム原器が重要文化財に~日本の質量の基準として、明治以降の近代化と産業発展に大きく貢献~ 1700応用理学一般

キログラム原器が重要文化財に~日本の質量の基準として、明治以降の近代化と産業発展に大きく貢献~

産業技術総合研究所(産総研)が所有するキログラム原器および関連する原器類を、重要文化財「メートル条約並度量衡法関係原器」に追加指定することが、同日開催された文化審議会文化財分科会の審議・議決にもとづき、同審議会によって文部科学大臣に答申されました。
政府の実証試験における大規模イベントの感染予防のための調査を実施 1600情報工学一般

政府の実証試験における大規模イベントの感染予防のための調査を実施

政府、日本サッカー協会(JFA)、Jリーグによる「ワクチン・検査パッケージ」に関する技術実証において、JFA、Jリーグおよび名古屋グランパスエイトと連携して、ワクチン接種証明・陰性証明チェックブースなどにおける入場者間の平均距離、観戦時の観客のマスクの着用の有無や応援方法、スタジアム内の歓声などを評価する実証試験を実施。また、CO2濃度計測器を活用して、スタジアム内の密の程度を評価。
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海洋生分解性プラスチック標準化コンソーシアムの設立 1900環境一般

海洋生分解性プラスチック標準化コンソーシアムの設立

「海洋生分解性プラスチック標準化コンソーシアム」を設立した。製造、バイオテクノロジー、環境影響評価など複数の業界にまたがる新しい産業分野での標準化ニーズに対応。生分解性プラスチックなどの製造やその評価法を業とするさまざまな民間企業に対し、産総研が情報共有および議論の場を提供する。
接着接合部の破断時における接着強度分布の推定手法を開発 ~構造部材の接着接合の耐久性向上に貢献~ 0505化学装置及び設備

接着接合部の破断時における接着強度分布の推定手法を開発 ~構造部材の接着接合の耐久性向上に貢献~

水や熱によって強度低下した接着接合部の破断時における接着強度の分布を評価する手法を開発した。
シリコン基板を用いた窒化物超伝導量子ビットの開発に成功 0403電子応用

シリコン基板を用いた窒化物超伝導量子ビットの開発に成功

超伝導材料にアルミニウムを使用しない超伝導量子ビットとして、シリコン基板上のエピタキシャル成長を用いた窒化物超伝導量子ビットの開発に成功した。
液晶がナノ構造をつくる際の新現象を発見 1700応用理学一般

液晶がナノ構造をつくる際の新現象を発見

人工知能(AI)と分子シミュレーションを組み合わせた世界初の解析技術を開発し、液晶がナノ構造化する際に起こる新しい現象を発見した。
重金属廃水をもみがら・米ぬかと微生物で浄化~鍵となる微生物を特定して廃水処理条件を最適化~ 1102水質管理

重金属廃水をもみがら・米ぬかと微生物で浄化~鍵となる微生物を特定して廃水処理条件を最適化~

米ぬかを栄養源にした硫酸還元菌の活性を用いて、重金属を含む鉱山廃水を安定的に浄化する廃水処理装置の運転管理技術を確立した。
刺激に応じて自在に剥がせるプライマーを開発~ 熱や光で接着部分の化学結合を切断~ 0504高分子製品

刺激に応じて自在に剥がせるプライマーを開発~ 熱や光で接着部分の化学結合を切断~

刺激を加える前には接着力を高め、光や熱を与えた際には接着物を剥離できる解体性プライマーを開発した。
ポータブルなエチレンセンサーの試作機を開発~簡単な操作で青果物の適正管理を実現~ 0505化学装置及び設備

ポータブルなエチレンセンサーの試作機を開発~簡単な操作で青果物の適正管理を実現~

植物ホルモンのひとつであるエチレンを、従来とは違う方式で、選択的に検出する試作機を開発した。ポータブルで、簡単な操作により、青果物(野菜や果物)の品質管理で鍵となるエチレンガスの濃度を貯蔵や物流時に容易に測定できる。
超伝導体においてスピン配列の制御を実現~高速・低消費電力な超伝導メモリーなどへの応用に期待~ 1700応用理学一般

超伝導体においてスピン配列の制御を実現~高速・低消費電力な超伝導メモリーなどへの応用に期待~

鉄系磁性高温超伝導体EuRbFe4As4の超伝導とユーロピウム(Eu)の磁性が共存する状態で、磁束量子の向きによってスピンの向きが決まる現象を発見し、これを利用したスピン配列の制御に成功した。
世界初、有機半導体で「絶縁体―金属転移」を実証 0403電子応用

世界初、有機半導体で「絶縁体―金属転移」を実証

極めて高純度かつ欠陥のない有機半導体単結晶の1分子層(厚さ4 nm)に高密度にキャリアを注入することで二次元ホールガスが形成され、さらに4分子当たり1電荷に相当する高密度のホールを誘起したところ、「絶縁体―金属転移」を実験的に観測することに成功した。
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