理化学研究所

1700応用理学一般

神経信号からニューロンのつながりを推定 ~神経活動データから脳の回路図を描く~

相互相関解析と一般化線形モデルを融合させた解析法GLMCCを開発。ニューロン間のシナプス結合を高精度に把握し、神経活動データからその背後にある脳神経回路を高精度で推定する解析法を開発した。
2004放射線利用

軟X線レーザーナノ集光システムを開発~2種類の集光ミラーを組み合わせたハイブリッド型~

軟X線自由電子レーザー(軟X線FEL)を高効率でナノ領域に集光可能なシステム「ハイブリッド型集光システム」を新たに開発した。X線自由電子レーザー施設の軟X線ビームラインにおいて、KBミラーと回転楕円ミラーの二つの集光ミラーを組み合わせた。
0402電気応用

2種類の高温超電導を用いて30テスラ超の高磁場発生 ~1.3ギガヘルツNMRに向けた大きな一歩~

高温超電導線材をらせん形状に巻いた超電導磁石において、これまで困難とされてきた30テスラ超の高磁場発生に成功した。次世代1.3ギガヘルツ(30.5テスラ相当)核磁気共鳴(NMR)装置の開発に向けた重要な技術要件が満たされた。
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1504数理・情報

最適な感覚統合で「主体感」を定量化~心理実験を統一的に再現する理論~

人の「主体感」の強さや主体感に応じた時間知覚の違いを「最適な感覚情報の統合」によって説明する理論を提案した。
0704表面技術

超精密な金属製中性子集束ミラー~多様な中性子ビーム集束デバイスの普及に期待~

金型用の超精密加工技術と金属多層膜の成膜技術を融合させることで、金属材料のみで構成される中性子集束ミラーの開発に成功した。
1701物理及び化学

カドミウム光格子時計の魔法波長を決定

カドミウム原子を用いた「光格子時計」の「魔法波長」を実験的に決定した。室温で18桁の精度を持つ小型・可搬型光格子時計の実現につながる重要な成果。
1202農芸化学

病害寄生雑草ストライガの全ゲノム解読に成功~アフリカを襲う農業被害の撲滅に光~

アフリカを襲う病害寄生雑草であるストライガ(Striga)の全ゲノム解読に成功した。
0403電子応用

銅に色素を塗るだけでスピン変換機能を発現

色素分子フタロシアニンを金属銅の表面に塗るだけで、スピン流を電流に変換する機能が発現することを実証した。
2004放射線利用

自然界で最小の励起エネルギーをもつ原子核状態の人工的生成に成功

大型放射光施設(SPring-8)の高輝度X線を用いた原子核共鳴散乱技術により、自然界最小の励起エネルギーを持つ原子核状態(アイソマー状態)を、世界で初めて人工的に生成することに成功した。
0501セラミックス及び無機化学製品

熟練の研究者の「勘と経験」を誰でも簡単に再現~たった数分で単結晶構造解析の結果の事前評価が可能に

統計解析技術の1つである「ベイズ推論」を用いることで、選別した試料から得られる単結晶構造解析結果や、設定した計測条件で得られるデータの質の事前評価ができる技術を開発した。
1700応用理学一般

超高速の分子振動の高精度観測に成功~原子レベルの時空間分解能で分子動画を作成~

X線自由電子レーザー(XFEL)施設SACLAを使い、光を吸収した金属錯体分子の核波束振動を原子レベルの高い時間・空間分解能で追跡に成功した。光反応中の分子の動きの理解する「分子動画」を実現し、光反応機構の解明に貢献が期待される。
0403電子応用

ナノ磁気渦形成の定説を覆す物質の開発に成功

これまでの定説を覆す微小な磁気渦(磁気スキルミオン)を形成する新たな磁性材料の開発に成功した。次世代の情報記憶媒体への応用も期待されるスキルミオン材料の設計指針を大きく刷新し、高集積化・高検出感度化を可能にするデバイスへの応用に期待。
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