物質構造科学研究所

0402電気応用

伝導率が世界最高のリチウムイオン伝導体が示す全固体電池設計の新しい方向性~次世代電池材料を用いた厚膜型全固体リチウム金属電池を実現~

2023-07-07 東京工業大学 要点 伝導率が世界最高の固体電解質の超リチウムイオン伝導体を開発。 開発した材料を用いて電極面積あたりの容量が現行の1.8倍の厚膜正極を作製し、優れた電池特性を実証。 開発した厚膜正極と次世代電池材料とし...
0703金属材料

バンドトポロジーの性質、アモルファス薄膜で発見 ~応用に適した新材料で次世代センサーや素子の開発を加速~

2023-06-14 東北大学 〇金属材料研究所 准教授 藤原宏平 金属材料研究所 教授 塚﨑敦 【発表のポイント】 結晶ではホットな研究テーマであるバンドトポロジー(注1)について、これまで研究の対象外であったアモルファスでの評価に取り組...
1700応用理学一般

カゴメ格子超伝導を担う電子軌道を解明 ~放射光を用いた先端電子計測で照らし出す~

2022-11-14 分子科学研究所 発表のポイント ・昨年のノーベル物理学賞でも注目された、特別な三角形・六角形の金属結晶格子(カゴメ格子)の電子状態を先端放射光技術で観察 ・バナジウムとアンチモンが協力し、超伝導状態になることを発見 ・...
1700応用理学一般

ヒドリド超イオン導電体の発見~H–超イオン導電性を示す固体電解質材料を初めて創出~

電荷担体となるH–と酸化物イオン(O2–)が共存する酸水素化物を対象にした物質探索をおこない、新規H–イオン導電体BLHOを開発することに成功しました。酸水素化物の合成に、常圧下での一般的な固相反応で酸水素化物を合成したことで、多量の空孔を含む常圧安定組成の存在を見いだせたことがH–超イオン導電相の発見の鍵となりました。
1700応用理学一般

放射光でついに見えた磁気オクタポール~熱を電気に変える新たな担い手~

磁石のミクロな起源である電子スピンが互いに打ち消しあう反強磁性と呼ばれる状態の中に潜んだ「磁気八極子(磁気オクタポール)」を放射光X線実験から明らかにした。
1701物理及び化学

逆転の発想『ラビ振動分光』でミュオニウム原子を精密に測定

たった1つの周波数に対する時間応答から共鳴周波数を求められる新しい原子分光法「ラビ振動分光」を編み出し、ミュオニウム原子の超微細構造を精密に決定することに成功した。
2004放射線利用

宇宙線のミュオンと中性子が引き起こす半導体ソフトエラーの違いを解明

大強度陽子加速器施設(J-PARC)物質・生命科学実験施設(MLF)ミュオン科学実験施設(MUSE)の負および正ミュオンビーム、本学研究用原子炉(KUR)の熱中性子ビーム、大阪大学 核物理研究センター(RCNP)の高エネルギー中性子ビームをそれぞれ半導体デバイスに照射することにより、ミュオンと中性子が引き起こすソフトエラーの特徴が異なることを実験的に初めて明らかにした。
0400電気電子一般

フッ化物イオン導電性固体電解質のイオン伝導メカニズムを解明

ポスト・リチウムイオン電池の蓄電池開発において重要なキーマテリアルとなる、固体フッ化物シャトル電池で使用するフッ化物イオン導電性固体電解質Ba0.6La0.4F2.4のイオン伝導メカニズムを原子レベルで解明した。
2004放射線利用

「ストライプ照射」だと放射線の影響は軽減される

放射光X線マイクロビーム技術とマウス精巣器官培養法を組み合わせて、空間的に不均一に放射線を当てた場合には組織機能の回復が生じ、放射線量からの単純な予測より影響が軽減され、放射線の直接当たらなかった細胞の移動が起きていることを実験的に証明。
1700応用理学一般

室温で磁場により電気が100倍流れ易くなる物質を発見

室温でかつ比較的弱い磁場で巨大磁気抵抗が発現する物質を発見した。
1701物理及び化学

上下の環境が異なる特定元素のみをマッピングする基礎技術を実証

X線自由電子レーザー施設SACLAを用いた軟X線の非線形光学効果(第2次高調波発生)を観測することに成功しました。
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