森林総合研究所

森林と大気のガス交換を「渦」で捉える~半世紀前に考案された理論を実用化~ 1304森林環境

森林と大気のガス交換を「渦」で捉える~半世紀前に考案された理論を実用化~

2025-08-26 京都大学京都大学農学研究科の坂部綾香助教・小杉緑子教授ら、国立環境研究所・森林総合研究所との研究チームは、森林と大気のガス交換を測定する新手法「真の渦集積法」を世界で初めて実用化しました。この理論は半世紀前に考案されて...
遠くの自然を守るには、近くの自然とのつながりが大切~渡り鳥の越冬地における保全活動への 支払い意志額に影響するもの~ 1903自然環境保全

遠くの自然を守るには、近くの自然とのつながりが大切~渡り鳥の越冬地における保全活動への 支払い意志額に影響するもの~

2025-08-04 森林総合研究所,北海道大学,北海道立総合研究機構,人間環境大学国立研究開発法人森林総合研究所らの共同研究により、日本の小型渡り鳥キビタキとノビタキが越冬地である東南アジアと日本を季節により異なる経路で移動することが、ジ...
東京23区の住民で過去1年間に森林を訪れたのは3人に1人~森林空間利用を促すには何が必要なのか?~ 1304森林環境

東京23区の住民で過去1年間に森林を訪れたのは3人に1人~森林空間利用を促すには何が必要なのか?~

2025-07-29 森林総合研究所国立研究開発法人森林総合研究所が東京23区の住民5,000人を対象に行った調査で、森林に関心がある人は51.9%だったが、実際に過去1年で訪れた人は35.6%にとどまった。森林訪問を促す主な要因は、旅先で...
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オーストリアにおいて個人の森林所有者が活発に林業を行っている要因を明らかにした 1301林業

オーストリアにおいて個人の森林所有者が活発に林業を行っている要因を明らかにした

2025-07-14 森林総合研究所オーストリアの林家は、日本と比べて森林の所有面積が大きく、所有箇所も少ないため、1カ所あたりの面積が顕著に広い。若年層への早期の所有権移譲が進み、平均年齢が若く、自伐率が90%と高い。これにより丸太販売に...
革新的ガス分析手法を開発~森林土壌から放出・吸収される温室効果ガス測定を大幅に効率化~ 1304森林環境

革新的ガス分析手法を開発~森林土壌から放出・吸収される温室効果ガス測定を大幅に効率化~

2025-07-11 森林総合研究所森林総合研究所の研究チームは、従来のガスクロマトグラフ法とガスアナライザー法の利点を融合させた新しい森林土壌温室効果ガス分析手法を開発しました。森林土壌に設置したチャンバーから採取したガスを真空ボトルに保...
鳥は海から陸に肥料を運び、肥料は150年で流れ去る~南硫黄島の原生自然が教えてくれた海鳥の役割~ 1903自然環境保全

鳥は海から陸に肥料を運び、肥料は150年で流れ去る~南硫黄島の原生自然が教えてくれた海鳥の役割~

2025-06-02 森林総合研究所,東京都立大学森林総合研究所と東京都立大学などの研究チームは、小笠原諸島南硫黄島で、海鳥が海から運ぶ窒素の陸上での循環と、絶滅後の減少過程を解明しました。海鳥由来の窒素は植物から昆虫、トカゲ、陸鳥へと広が...
市販ノズル型殺虫剤『園芸用キンチョールE®』を使ってナラ枯れから樹を守る~市民活動でできる樹幹内のカシノナガキクイムシ駆除~ 1304森林環境

市販ノズル型殺虫剤『園芸用キンチョールE®』を使ってナラ枯れから樹を守る~市民活動でできる樹幹内のカシノナガキクイムシ駆除~

2025-05-28 森林総合研究所,大日本除虫菊株式会社(KINCHO)森林総合研究所は2025年5月28日、市販のノズル型殺虫剤『園芸用キンチョールE®』を用いたナラ枯れ対策について発表しました。ナラ枯れは、カシノナガキクイムシが媒介す...
現在の樹木が吸排出する放射性セシウム量を解明~木材のセシウム濃度予測の高度化に向けた観測~ 1304森林環境

現在の樹木が吸排出する放射性セシウム量を解明~木材のセシウム濃度予測の高度化に向けた観測~

2025-05-26 森林総合研究所森林総合研究所は、森林種子の安定供給を実現するため、種子生産技術の高度化に関する研究を進めています。これまで、森林資源の持続的な活用には、種子の安定供給が不可欠であり、そのための技術開発が求められてきまし...
スギ人工林による年間の炭素吸収量の将来予測~面積の縮小と高齢化が予想される人工林がネット・ゼロ社会を実現するためにできること~ 1300森林一般

スギ人工林による年間の炭素吸収量の将来予測~面積の縮小と高齢化が予想される人工林がネット・ゼロ社会を実現するためにできること~

2025-02-27 森林総合研究所ポイント 我が国のスギ人工林を対象に、将来の年間の炭素吸収量*1について、気候変動、伐採および再造林のシナリオを元にモデルを用い予測しました 2050年の年間炭素吸収量は2010年に比べ減少しますが、地域...
チョウセンミネバリは最終氷期の生き残りか?~見過ごされてきた樹木の生態に迫る~ 1300森林一般

チョウセンミネバリは最終氷期の生き残りか?~見過ごされてきた樹木の生態に迫る~

2025-02-25 森林総合研究所,筑波大学,千葉大学ポイント分布予測モデルを用いてチョウセンミネバリの最終氷期最寒冷期(約2万2千年前)における分布を推定しました。日本のチョウセンミネバリが氷期の遺存種である可能性が高いことがわかりまし...
100年間蓄積されたデータで渡り鳥を守れ!~アジア最大級の鳥類ビッグデータの活用のすすめ~ 1304森林環境

100年間蓄積されたデータで渡り鳥を守れ!~アジア最大級の鳥類ビッグデータの活用のすすめ~

2025-02-20 森林総合研究所,山階鳥類研究所ポイント日本で100年間蓄積された鳥類標識調査データが2008年から2022年までの間に渡り鳥の研究にどれくらい活用されたか?を検証データを利用した研究の国際誌での発表は9件にとどまり、最...
ネイチャーポジティブに貢献する人工林管理~定期的な伐採・植林と広葉樹の保持が鳥類保全の鍵~ 1304森林環境

ネイチャーポジティブに貢献する人工林管理~定期的な伐採・植林と広葉樹の保持が鳥類保全の鍵~

2025-01-21 森林総合研究所,北海道大学ポイント 鳥類の保全につながる針葉樹人工林の管理を探るため、北海道全域で春と冬に調査 定期的な人工林の伐採・植林は、開けた環境を好む鳥類の回復に重要な役割を果たす 人工林内での少量の広葉樹保持...
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