森林総合研究所

スギ人工林による年間の炭素吸収量の将来予測~面積の縮小と高齢化が予想される人工林がネット・ゼロ社会を実現するためにできること~ 1300森林一般

スギ人工林による年間の炭素吸収量の将来予測~面積の縮小と高齢化が予想される人工林がネット・ゼロ社会を実現するためにできること~

2025-02-27 森林総合研究所ポイント 我が国のスギ人工林を対象に、将来の年間の炭素吸収量*1について、気候変動、伐採および再造林のシナリオを元にモデルを用い予測しました 2050年の年間炭素吸収量は2010年に比べ減少しますが、地域...
チョウセンミネバリは最終氷期の生き残りか?~見過ごされてきた樹木の生態に迫る~ 1300森林一般

チョウセンミネバリは最終氷期の生き残りか?~見過ごされてきた樹木の生態に迫る~

2025-02-25 森林総合研究所,筑波大学,千葉大学ポイント分布予測モデルを用いてチョウセンミネバリの最終氷期最寒冷期(約2万2千年前)における分布を推定しました。日本のチョウセンミネバリが氷期の遺存種である可能性が高いことがわかりまし...
100年間蓄積されたデータで渡り鳥を守れ!~アジア最大級の鳥類ビッグデータの活用のすすめ~ 1304森林環境

100年間蓄積されたデータで渡り鳥を守れ!~アジア最大級の鳥類ビッグデータの活用のすすめ~

2025-02-20 森林総合研究所,山階鳥類研究所ポイント日本で100年間蓄積された鳥類標識調査データが2008年から2022年までの間に渡り鳥の研究にどれくらい活用されたか?を検証データを利用した研究の国際誌での発表は9件にとどまり、最...
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ネイチャーポジティブに貢献する人工林管理~定期的な伐採・植林と広葉樹の保持が鳥類保全の鍵~ 1304森林環境

ネイチャーポジティブに貢献する人工林管理~定期的な伐採・植林と広葉樹の保持が鳥類保全の鍵~

2025-01-21 森林総合研究所,北海道大学ポイント 鳥類の保全につながる針葉樹人工林の管理を探るため、北海道全域で春と冬に調査 定期的な人工林の伐採・植林は、開けた環境を好む鳥類の回復に重要な役割を果たす 人工林内での少量の広葉樹保持...
大雨時に土層内の空気圧の上昇を観測~洪水や土砂崩れの予測精度向上につながる結果~ 1302森林土木

大雨時に土層内の空気圧の上昇を観測~洪水や土砂崩れの予測精度向上につながる結果~

2025-01-16 森林総合研究所,国際農林水産業研究センターポイント 森林に降った雨が流出するまでのプロセス(降雨流出過程)は未解明の点があり、その1つとして土層内の空気の動きや働きについては考慮されて来ませんでした。 土層内の空気の動...
気候変動緩和策による土地利用改変が大きい地域ほど生物多様性の保全効果は低くなる~植林とBECCSの大規模導入が生物多様性に与える影響~ 1900環境一般

気候変動緩和策による土地利用改変が大きい地域ほど生物多様性の保全効果は低くなる~植林とBECCSの大規模導入が生物多様性に与える影響~

2024-11-25 森林総合研究所,立命館大学,京都大学, 国立環境研究所ポイント 植林とBECCSの大規模導入による気候変動緩和策の実施は、気候変動の進行を抑制することで地球規模では生物多様性の減少を軽減できますが、緩和策を大規模に実施...
森林は激しい雨のときにより多くの雨水を蒸発させる 1300森林一般

森林は激しい雨のときにより多くの雨水を蒸発させる

2024-11-21 森林総合研究所ポイント 森林に降った雨水の一部が地面に達することなく蒸発する現象を遮断蒸発といい、洪水時の河川流量を減らす効果が示唆されています。 通常のスギ林よりも3~4倍密に植栽されたスギ林で遮断蒸発を測定しました...
モモンガの生息地になるスギ人工林~人工林を活用して希少な動物の保全を目指す~ 1304森林環境

モモンガの生息地になるスギ人工林~人工林を活用して希少な動物の保全を目指す~

2023-12-05 森林総合研究所ポイント 多くの都府県で絶滅が危惧されるニホンモモンガは、植林されたスギを巣や冬の食料、そして移動経路といった様々な用途で利用していることがわかりました。 スギ人工林はニホンモモンガの生息地として機能して...
バイカル地域での現生人類の拡散時期と要因を解明~温暖化は森林ステップの拡大と人の移動定着をもたらした~ 1702地球物理及び地球化学

バイカル地域での現生人類の拡散時期と要因を解明~温暖化は森林ステップの拡大と人の移動定着をもたらした~

2023-11-29 森林総合研究所,東京都立大学,金沢大学ポイント バイカル湖の湖底堆積物の花粉と、周辺地域の遺跡の年代データを比較しました。 氷期の最中の約4.5~4.0万年前の温暖化が森林ステップを拡大させ、ほぼ同時に現生人類を拡散さ...
大雪による倒木の危険性評価のための着雪モデルを開発~比較的温暖な積雪地での着雪量の推定精度が向上~ 1300森林一般

大雪による倒木の危険性評価のための着雪モデルを開発~比較的温暖な積雪地での着雪量の推定精度が向上~

2023-08-31 森林総合研究所ポイント スギを用いた着雪の野外実験から、気温-3~0℃での降雪は、樹木に付着しやすいこと等を明らかにした。 得られた知見をもとに、本州以南の中山間地域など比較的温暖な積雪地における樹木への着雪量を、気象...
スギの根が山腹の表層崩壊を防止する機能の評価手法を開発~皆伐から10年で大幅に低減するが再造林を行えば回復も早い~ 1304森林環境

スギの根が山腹の表層崩壊を防止する機能の評価手法を開発~皆伐から10年で大幅に低減するが再造林を行えば回復も早い~

2023-06-15 森林総合研究所ポイント 山腹の表層崩壊が多発する我が国では、森林が有する崩壊防止機能の定量化が課題です。 スギの根系が表層崩壊を防止する機能を評価する手法を開発しました。 この手法を用いて分析した結果、皆伐から10年は...
北日本の主要樹種の寿命を推定~天然林の再生のための重要情報~ 1304森林環境

北日本の主要樹種の寿命を推定~天然林の再生のための重要情報~

2023-06-08 森林総合研究所ポイント天然広葉樹大径材が集まっていた1990年代の木材市場で東北~北海道に分布する42樹種・計1684本の丸太の年輪数と太さを計測し、多様な樹種の寿命と最大径のまとまった情報を日本で初めて科学的に推定す...
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