1700応用理学一般 強磁場発生装置を用いない量子抵抗標準素子の開発に成功 トポロジカル絶縁体を応用、国家計量標準と同等精度の電気測定がより手軽に021-12-14 産業技術総合研究所ポイント 新材料トポロジカル絶縁体を応用することで、強磁場発生装置が不要な量子抵抗標準素子を開発 素子の品質向上により安定性を大幅改... 2021-12-14 1700応用理学一般
0403電子応用 オングストローム世代半導体製造技術での 磁気抵抗メモリー基盤技術を確立 高速書き込み動作を特徴づける時定数を制御できる磁気トンネル接合(MTJ)(STT-MRAMの情報記憶素子)の構造を提案し、5ナノメートル以下の直径を持つMTJ素子で3.5ナノ秒までの高速書き込み動作を実証しました。これは、STT-MRAMが将来のオングストローム世代半導体製造技術でのSRAMや高速DRAMの代替として使えることを示す重要な成果です。 2021-12-14 0403電子応用
1702地球物理及び地球化学 超深海の変質したマントル岩石の内部で炭素を含む海水が循環していることを明らかに 伊豆・小笠原海溝の水深6,400メートルの陸側岩盤を調査・分析した結果、炭素を含む海水が前弧マントル内を数万年以上かけて循環していたことが明らかとなった。沈み込み帯浅部の前弧マントルは、数万年以上炭素を保持できる炭素貯蔵庫である可能性が示され、深海生命活動との関係解明が期待される。 2021-12-04 1702地球物理及び地球化学
1601コンピュータ工学 スピントロニクスで脳型コンピューター向け新素子 ~ニューロンとシナプスの機能を一体化~ スピントロニクス技術に基づくニューロンとシナプスが統合された人工構造を作製し、脳における「同期の制御」の機能を初めて実現しました。ニューロンとシナプスの機能が一体化されたスピントロニクス素子技術を開発。連結されたスピントロニクス振動子(ニューロン)間の同期発振の起きやすさをメモリスタ(シナプス)により不揮発に制御することに成功 2021-11-30 1601コンピュータ工学
1702地球物理及び地球化学 最終氷期の沖縄はどのくらい寒かったのか? 〜貝化石と鍾乳石による新しい地質考古学的手法からの復元〜 洞穴遺跡から出土した貝化石と鍾乳洞の鍾乳石(石筍)を用いた新しい地質考古学的手法を構築した。その手法を使用し、最終氷期における沖縄の気温を季節レベルの高時間分解能で復元することに成功した。 2021-11-10 1702地球物理及び地球化学
1701物理及び化学 J-PARCハドロン実験施設で奇妙な粒子と陽子の散乱現象を精密に測定 大強度陽子加速器施設J-PARCのハドロン実験施設で、ハイペロンの一種であるシグマ粒子を大量に生成し、そのシグマ粒子と陽子の散乱の角度分布を高精度で測定することに世界で初めて成功しました。 2021-11-08 1701物理及び化学
1701物理及び化学 すばる望遠鏡、塵のベールに包まれた原始銀河団の謎を解く すばる望遠鏡などを用いた観測によって、プランク衛星で見つかった非常に明るいサブミリ波源 (PHzG237.01+42.50) が、約 100 億年前の宇宙にある、塵に覆われた「原始銀河団」であることを突き止めました。 2021-10-27 1701物理及び化学
1700応用理学一般 トポロジカルスピン構造から生じる磁気光学応答の観測に成功 カイラル磁性体MnGeの薄膜において、トポロジカル磁気構造の形成に由来する巨大な磁気光学効果を発見しました。 2021-10-14 1700応用理学一般
0402電気応用 熱や光などの刺激に強い原子層モット絶縁体の発見 ~室温で動作するモット電子デバイスの実現に道~ 原子数個の厚さしか持たないTaSe2とNbSe2の原子層薄膜を作製し、その電子状態の観測に成功。原子層TaSe2とNbSe2が熱・電子注入・光に対して強いモット絶縁体であることを発見。 2021-10-11 0402電気応用
2000原子力放射線一般 1Fの格納容器内にたまった水の中で金属材料はどう腐食するのか? 放射線環境下での腐食によるトラブルの発生の可能性や対策方法などを検討するうえで重要な、①海水混入系ラジオリシスデータベース、②放射線環境下腐食データベース、③腐食調査票データベース、からなる「放射線環境下での腐食データベース」を構築した。 2021-10-07 2000原子力放射線一般
0505化学装置及び設備 AI制御によるクライオEMの自動測定システムを開発~AIに管理を任せてデータ測定を楽に~ 人工知能(AI)制御によるクライオ電子顕微鏡(クライオEM)の画像データの自動測定システムを開発した。 2021-09-17 0505化学装置及び設備
1701物理及び化学 ハイパー核の束縛エネルギー精密測定へ~ハイパートライトンパズルの解明に向けて~ 大強度陽子加速器施設「J-PARC」においてK中間子ビームが照射された写真乾板データを、独自に開発した機械学習モデルによって解析し、ハイパー核の一種である「ハイパートライトン」の生成と崩壊の事象を可視的に検出することに成功した。 2021-09-15 1701物理及び化学