東北大学

電荷をもたない奇妙な原子核の高精度探索~ラムダ-中性子-中性子の三体系~ 1701物理及び化学

電荷をもたない奇妙な原子核の高精度探索~ラムダ-中性子-中性子の三体系~

2022-03-08 京都大学後神利志 理学研究科助教、鈴木一輝 同博士課程学生、中村哲 東北大学教授、板橋浩介 同博士課程学生、L. Tang ハンプトン大学教授、B. Pandey 同大学博士研究員らの研究グループは、米・ジェファーソン...
少ないレアアース量でネオジムボンド磁石と同等磁力を持つ サマリウム鉄系等方性ボンド磁石を開発 0501セラミックス及び無機化学製品

少ないレアアース量でネオジムボンド磁石と同等磁力を持つ サマリウム鉄系等方性ボンド磁石を開発

車載用等の小型モーター向けに、性能は現在と同等で、より継続的に生産を続けられ、さらに安価に生産できる可能性のある新しい等方性ボンド磁石を開発しました。
三陸海岸北部において1611年慶長奥州地震津波の物的証拠を発見 1702地球物理及び地球化学

三陸海岸北部において1611年慶長奥州地震津波の物的証拠を発見

津波堆積物を含む地層を垂直方向に連続してミリ間隔の高密度で年代測定を行うことで、年代的に地層の欠損がないことを確認する手法を新たに開発し、抜け落ちのない津波の履歴を復元した。三陸海岸北部(岩手県野田村)から地層を採取し、1611年慶長奥州津波由来の堆積物を発見した。一方で、同地層には1454年享徳津波による堆積物は含まれないことも確認した。この結果は、1454年に享徳津波が三陸海岸北部を襲った可能性を否定するものである。
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カゴメ格子に由来する磁気熱電効果の増大機構の発見~高機能磁気熱電変換材料の新たな物質設計指針へ~ 1701物理及び化学

カゴメ格子に由来する磁気熱電効果の増大機構の発見~高機能磁気熱電変換材料の新たな物質設計指針へ~

鉄を主とするカゴメ格子強磁性体Fe3Snにおいて巨大な磁気熱電効果(=異常ネルンスト効果)が発現することを発見しました。加えて、第一原理計算を用いたコンピュータシミュレーションによる電子状態の解析の結果、ノーダルプレーンと呼ばれる特殊な電子状態が、カゴメ格子強磁性体Fe3Snにおける巨大な磁気熱電効果の起源となっていることが明らかとなりました。
ピンと張られた分子鎖を定量する「羽ばたき型蛍光Force Probe」の開発 0505化学装置及び設備

ピンと張られた分子鎖を定量する「羽ばたき型蛍光Force Probe」の開発

約100 pNという微小な力に応答して蛍光色を変化させる分子として、羽ばたき型の蛍光Force Probeを開発しました。これは、亀裂などの破壊が起こる前に、高分子材料の中でどのくらいの比率の分子鎖がピンと張られているかを知る上で最適な新しいタイプの蛍光Force Probeです。
極微細トランジスタ構造で1個の水分子の量子回転運動の検出に成功 0505化学装置及び設備

極微細トランジスタ構造で1個の水分子の量子回転運動の検出に成功

電流計測により水分子の回転運動の検出に成功しました。1個の水分子がカゴ状のフラーレン分子に内包されたH2O@C60分子に、原子スケールのギャップを持つ電極を形成し、H2O@C60単一分子トランジスタ構造に流れるトンネル電流を計測することにより、水分子がフラーレン分子内で行なう量子力学的な回転運動の検出に成功しました。
電子のスピンを駆動力とするナノモーターを提案 1700応用理学一般

電子のスピンを駆動力とするナノモーターを提案

電子の自転運動「スピン」を駆動力とするナノモーターを提案し、その駆動メカニズムに関する量子論を構築しました。微小機械の回転駆動に関する新技術へつながることが期待されます。
秩序と乱れが共存した高性能な液晶性有機半導体を開発~電子回折により液晶が凍結した分子配列構造を確認~ 0403電子応用

秩序と乱れが共存した高性能な液晶性有機半導体を開発~電子回折により液晶が凍結した分子配列構造を確認~

分子配列の秩序と乱れが共存した高性能な液晶性有機半導体を開発し、その極薄膜が液晶凍結状態であることを、クライオ電子顕微鏡を用いた電子線結晶構造解析により捉えることに成功しました。
強磁場発生装置を用いない量子抵抗標準素子の開発に成功 1700応用理学一般

強磁場発生装置を用いない量子抵抗標準素子の開発に成功

トポロジカル絶縁体を応用、国家計量標準と同等精度の電気測定がより手軽に021-12-14 産業技術総合研究所ポイント 新材料トポロジカル絶縁体を応用することで、強磁場発生装置が不要な量子抵抗標準素子を開発 素子の品質向上により安定性を大幅改...
オングストローム世代半導体製造技術での 磁気抵抗メモリー基盤技術を確立 0403電子応用

オングストローム世代半導体製造技術での 磁気抵抗メモリー基盤技術を確立

高速書き込み動作を特徴づける時定数を制御できる磁気トンネル接合(MTJ)(STT-MRAMの情報記憶素子)の構造を提案し、5ナノメートル以下の直径を持つMTJ素子で3.5ナノ秒までの高速書き込み動作を実証しました。これは、STT-MRAMが将来のオングストローム世代半導体製造技術でのSRAMや高速DRAMの代替として使えることを示す重要な成果です。
超深海の変質したマントル岩石の内部で炭素を含む海水が循環していることを明らかに 1702地球物理及び地球化学

超深海の変質したマントル岩石の内部で炭素を含む海水が循環していることを明らかに

伊豆・小笠原海溝の水深6,400メートルの陸側岩盤を調査・分析した結果、炭素を含む海水が前弧マントル内を数万年以上かけて循環していたことが明らかとなった。沈み込み帯浅部の前弧マントルは、数万年以上炭素を保持できる炭素貯蔵庫である可能性が示され、深海生命活動との関係解明が期待される。
スピントロニクスで脳型コンピューター向け新素子 ~ニューロンとシナプスの機能を一体化~ 1601コンピュータ工学

スピントロニクスで脳型コンピューター向け新素子 ~ニューロンとシナプスの機能を一体化~

スピントロニクス技術に基づくニューロンとシナプスが統合された人工構造を作製し、脳における「同期の制御」の機能を初めて実現しました。ニューロンとシナプスの機能が一体化されたスピントロニクス素子技術を開発。連結されたスピントロニクス振動子(ニューロン)間の同期発振の起きやすさをメモリスタ(シナプス)により不揮発に制御することに成功
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