東京大学

極端現象と気候変動の関係を迅速に推定する新手法の開発~統計的アプローチによる新しいイベント・アトリビューション~ 1702地球物理及び地球化学

極端現象と気候変動の関係を迅速に推定する新手法の開発~統計的アプローチによる新しいイベント・アトリビューション~

2025-07-10 東京大学,気象研究所,(一財)気象業務支援センター,京都大学東京大学や気象研究所などの研究チームは、極端気象と気候変動の関係を迅速に評価する新たな統計手法を開発しました。この手法は、観測された海面水温や大気データをもと...
フロリゲンの通り道を制御する仕組みを発見~適切な環境下で花を咲かせる巧妙な仕組み~ 1202農芸化学

フロリゲンの通り道を制御する仕組みを発見~適切な環境下で花を咲かせる巧妙な仕組み~

2025-07-08 東京大学東京大学の研究グループは、花芽形成ホルモン「フロリゲン」(FTタンパク質)が茎頂分裂組織内で細胞間を原形質連絡を通じて移動する仕組みを世界で初めて実証しました。改良BiFC法によってFTの動態を可視化し、基部か...
新規窒化物半導体ヘテロ接合における電子散乱機構を解明~高周波GaNトランジスタの性能向上に道筋~ 0403電子応用

新規窒化物半導体ヘテロ接合における電子散乱機構を解明~高周波GaNトランジスタの性能向上に道筋~

2025-07-07 東京大学東京大学と住友電工は、新規窒化物半導体ScAlN/GaNヘテロ接合の高品質成長に成功し、その界面で形成される高密度二次元電子ガス(2DEG)の電子移動度が界面ラフネス散乱によって制限されていることを初めて明確に...
ad
“酸性陰イオン”が切り拓く分子触媒開発の新天地 ~陰イオン=塩基という化学的常識への挑戦~ 0502有機化学製品

“酸性陰イオン”が切り拓く分子触媒開発の新天地 ~陰イオン=塩基という化学的常識への挑戦~

2025-07-03 東京大学東京大学と九州大学の研究チームは、陰イオンでありながら高い酸性を示す有機分子「BBcat」の開発に成功した。従来の「陰イオン=塩基」という常識を覆し、陽イオン性の遷移金属触媒と組み合わせることで、選択的な反応促...
省資源・環境低負荷:超軽量だが強靭な人工ヘチマスポンジ~水に電圧をかけると生じる電荷の偏りを利用する一段階グリーン合成~ 0504高分子製品

省資源・環境低負荷:超軽量だが強靭な人工ヘチマスポンジ~水に電圧をかけると生じる電荷の偏りを利用する一段階グリーン合成~

2025-07-04 東京大学東京大学と理化学研究所の研究チームは、天然のヘチマスポンジに似た超軽量かつ高強度な多孔質ポリマー超薄膜を開発した。水に電圧を2分間印加するだけで厚さ70nmの自立膜が得られ、環境負荷の低い一段階グリーン合成が可...
マングローブの炭素はどこへ?~数百年の時を経た湿地から海洋への炭素輸送~ 1702地球物理及び地球化学

マングローブの炭素はどこへ?~数百年の時を経た湿地から海洋への炭素輸送~

2025-07-03 東京大学,海上・港湾・航空技術研究所 港湾空港技術研究所東京大学と港湾空港技術研究所の研究グループは、石垣島のマングローブ湿地から海洋へ流出する溶存無機炭素(DIC)が、数百年前に生産された有機物に由来することを放射性...
全球海洋モデルにより福島第一原発から放出されるトリチウムの濃度分布を予測~放出計画をもとにした最新シミュレーション結果~ 1702地球物理及び地球化学

全球海洋モデルにより福島第一原発から放出されるトリチウムの濃度分布を予測~放出計画をもとにした最新シミュレーション結果~

2025-07-02 東京大学東京大学・福島大学・海洋研究開発機構などの研究チームは、全球海洋モデル「COCO4.9」によるシミュレーションで、福島第一原発のALPS処理水から放出されるトリチウムの濃度分布を解析。結果、放出地点から25km...
銀河は外から星を育てるガスを受け取っていた~近傍銀河M83で銀河円盤に流れ込んでいる分子ガスを発見~ 1701物理及び化学

銀河は外から星を育てるガスを受け取っていた~近傍銀河M83で銀河円盤に流れ込んでいる分子ガスを発見~

2025-07-01 東京大学東京大学などの研究チームは、棒渦巻銀河M83において、銀河回転速度と大きく異なる速度で運動する分子雲10個をALMA望遠鏡で発見。これらの雲は超新星残骸とは一致せず、外部から流入した分子ガスと考えられ、星形成を...
「横型トムソン効果」の観測に世界で初めて成功〜トムソン効果発見から170年 新原理により次世代熱マネジメント技術の創出へ〜 0402電気応用

「横型トムソン効果」の観測に世界で初めて成功〜トムソン効果発見から170年 新原理により次世代熱マネジメント技術の創出へ〜

2025-06-26 物質・材料研究機構,名古屋大学,東京大学,科学技術振興機構NIMSと名古屋大学、東京大学の研究チームは、金属・半導体に熱流・電流・磁場を互いに直交して加えた際に発生する「横型トムソン効果」を世界で初めて観測。従来のトム...
3万年前の黒潮は今よりも速かったらしい それでも丸木舟は琉球の海を渡ることができた~ホモ・サピエンスはどうやって日本列島へ到達したのか~ 1702地球物理及び地球化学

3万年前の黒潮は今よりも速かったらしい それでも丸木舟は琉球の海を渡ることができた~ホモ・サピエンスはどうやって日本列島へ到達したのか~

2025-06-26 東京大学2019年、東京大学と海洋研究開発機構は、3万年前の黒潮を横断して人類が琉球列島に到達できたかを検証する実験航海を実施。丸木舟による航海で与那国島への到達に成功し、古代でも熟練した漕ぎ手と戦略的な航海により渡海...
動から静に変換する量子アルゴリズムを実証~IBM量子プロセッサーによる世界最大級のシミュレーション~ 1600情報工学一般

動から静に変換する量子アルゴリズムを実証~IBM量子プロセッサーによる世界最大級のシミュレーション~

2025-06-24 東京大学東京大学とIBMの研究チームは、超伝導量子プロセッサー「IBM Heron」を用い、最大56量子ビットの量子多体系を対象に「Krylov量子対角化(KQD)法」によるシミュレーションを実証した。これは、時間発展...
極小の「分子フラスコ」で高分子を合成~機能性高分子の精密合成に期待~ 0504高分子製品

極小の「分子フラスコ」で高分子を合成~機能性高分子の精密合成に期待~

2025-06-25 東京大学東京大学の研究グループは、単一のボトルブラシ高分子をナノサイズの「分子フラスコ」として利用し、その内部で高分子を合成する新手法を開発しました。この構造では主鎖周辺にモノマーを配置し、側鎖の立体反発を活かして反応...
ad
タイトルとURLをコピーしました