東京大学

JWSTによる最新の研究成果と宇宙の新たな知見、そして今後目指すべきトレンド(2025-04-13) 1701物理及び化学

JWSTによる最新の研究成果と宇宙の新たな知見、そして今後目指すべきトレンド(2025-04-13)

ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)の観測により、宇宙初期(赤方偏移z~14)に予想以上に明るく重元素を含む銀河が発見され、銀河進化が従来のモデルよりも早期に進行していた可能性が浮上した。また、誕生から10〜20億年後における巨大ブラ...
量子関連技術に関する最近のトレンド分析(2025-04-13) 1700応用理学一般

量子関連技術に関する最近のトレンド分析(2025-04-13)

2025年現在、量子技術は「研究段階」から「社会実装」への大きな転換期にあります。量子計算はクラウド経由での利用が一般化し、量子鍵配送(QKD)は光ファイバ網との統合が進むなど、実用化が加速。さらに、量子と古典の融合構成が主流となり、ハイブリッドシステムが普及しています。一方で、量子ビットの拡張や安定通信のために、スケーラビリティや標準化への課題も顕在化。量子セキュリティは国家戦略に直結し、重要インフラでの活用が始まっています。加えて、新材料分野との連携が進み、量子性能向上への寄与が期待されるなど、量子技術は応用と基礎の両面で急速に発展中です。
有機半導体における電子相関の発達を初めて観測 ~電子相関発現のメカニズム解明と量子エレクトロニクスの発展に貢献~ 0403電子応用

有機半導体における電子相関の発達を初めて観測 ~電子相関発現のメカニズム解明と量子エレクトロニクスの発展に貢献~

2025-04-10 東京大学,筑波大学,東京科学大学,科学技術振興機構​東京大学大学院新領域創成科学研究科の竹谷純一教授らの研究チームは、筑波大学、東京科学大学、科学技術振興機構(JST)との共同研究により、有機半導体における電子相関効果...
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セルロースナノファイバーの欠陥を減らす ~バイオマス由来ナノ材料の用途拡大に向けて~ 0603繊維加工

セルロースナノファイバーの欠陥を減らす ~バイオマス由来ナノ材料の用途拡大に向けて~

2025-04-08 京都大学​京都大学農学研究科の小林加代子助教、東京大学の伊藤智樹博士課程学生、齋藤継之教授らの研究チームは、セルロースナノファイバー(CNF)の欠陥を減少させ、高品質なCNFの作製に成功しました。​CNFは植物由来のナ...
電池の熱暴走を超高効率・低コストで検出~安全な蓄電池開発を加速~ 0402電気応用

電池の熱暴走を超高効率・低コストで検出~安全な蓄電池開発を加速~

2025-04-04 東京大学東京大学と物質・材料研究機構(NIMS)の研究チームは、リチウムイオン電池の「熱暴走」を短時間・低コストで検出可能な新手法を開発しました。従来の50分の1サイズの小型電池を用いることで、少量の材料で熱暴走挙動を...
対称性の異なる半導体分子による超分子層配列の自己形成を発見 ~溶媒不要な有機半導体の高均質塗布製膜が可能に~ 0500化学一般

対称性の異なる半導体分子による超分子層配列の自己形成を発見 ~溶媒不要な有機半導体の高均質塗布製膜が可能に~

2025-04-07 東京大学東京大学大学院工学系研究科の研究チームは、対称性の異なる2種類の有機半導体分子を混合することで、超分子層構造が自己形成される現象を発見しました。​具体的には、中心対称な分子と非対称な分子を1対1の比率で混合し加...
完全大気圧下での軟X線光電子分光測定に成功~基礎化学の解明から触媒や燃料電池の開発へ~ 1700応用理学一般

完全大気圧下での軟X線光電子分光測定に成功~基礎化学の解明から触媒や燃料電池の開発へ~

2025-03-27 東京大学,東北大学東京大学と東北大学の研究チームは、世界で初めて完全な大気圧下で軟X線光電子分光測定を実現しました。従来は不可能とされていたこの測定は、2024年運用開始の高輝度放射光施設NanoTerasuを活用し、...
キラル磁性体CoNb3S6における自発ネルンスト効果の観測 ~トポロジカルスピン構造による効率的エネルギー変換技術へ~ 1700応用理学一般

キラル磁性体CoNb3S6における自発ネルンスト効果の観測 ~トポロジカルスピン構造による効率的エネルギー変換技術へ~

2025-03-26 理化学研究所,東京大学,科学技術振興機構​理化学研究所(理研)と東京大学の国際共同研究グループは、キラル磁性体「CoNb₃S₆」において、大きな自発ネルンスト効果を観測しました。​この物質は、キラルな結晶構造と反強磁性...
ジャイロイド金属有機構造体における圧電転移を発見~仲間外れの点群から新たな機能を創出~ 1700応用理学一般

ジャイロイド金属有機構造体における圧電転移を発見~仲間外れの点群から新たな機能を創出~

2025-03-25 東京大学,高輝度光科学研究センター​東京大学大学院新領域創成科学研究科の鬼頭俊介助教、徳永祐介准教授、有馬孝尚教授らの研究グループは、ジャイロイド構造を持つ金属有機構造体(MOF)において、新たなタイプの圧電転移を発見...
コロイド分子の秩序形成メカニズムを解明 1700応用理学一般

コロイド分子の秩序形成メカニズムを解明

2025-03-25 東京大学​東京大学先端科学技術研究センターの田中肇シニアプログラムアドバイザーらの研究チームは、コロイド分子の秩序形成メカニズムを解明しました。​共焦点顕微鏡によるリアルタイム三次元イメージングとシミュレーションを組み...
量子スピン液体の検証方法を確立~磁場の方向で温まりやすさが変化することに着目~ 1700応用理学一般

量子スピン液体の検証方法を確立~磁場の方向で温まりやすさが変化することに着目~

2025-03-17 東京大学,東北大学​東京大学大学院新領域創成科学研究科の研究グループは、磁場の方向を変化させた極低温比熱測定を用いて、量子スピン液体(QSL)の検証方法を確立しました。​QSLは、電子スピンが秩序化せず液体のように揺ら...
ハイエントロピー合金をより強化する 新たなセル界面構造の発見 ~3Dプリンティング材料設計の新展開~ 0703金属材料

ハイエントロピー合金をより強化する 新たなセル界面構造の発見 ~3Dプリンティング材料設計の新展開~

2025-03-17 東京大学​東京大学大学院工学系研究科の研究グループは、3Dプリンティング技術を用いて製造されたTi-Zr-Nb-Mo-Taハイエントロピー合金(HEA)において、材料強度を向上させる新たなサブミクロンスケールのセル界面...
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