京都大学

水資源の制約が世界規模でのバイオエネルギー生産にもたらす影響を推定 1901環境保全計画

水資源の制約が世界規模でのバイオエネルギー生産にもたらす影響を推定

食料生産、生物多様性の保全、他の用途での水利用、水源の持続可能性などを考慮すると、灌漑はBECCSの最大実施可能量(栽培可能面積を最大限利用してエネルギー作物を生産してエネルギー利用・二酸化炭素回収・貯留を行うことで大気中から除去できる二酸化炭素量)をわずか5-6%しか高められないことを明らかにした。
3000年前にあったサメの襲撃~岡山県の縄文貝塚から世界最古の記録~ 1400水産一般

3000年前にあったサメの襲撃~岡山県の縄文貝塚から世界最古の記録~

津雲貝塚(岡山県)から発掘された人骨の1体(約3000年前)について、骨格に残された無数の傷の成因をサメの襲撃と特定した。
ごくありふれた有機分子からナノ細線をつくり立たせて埋めつくす 0403電子応用

ごくありふれた有機分子からナノ細線をつくり立たせて埋めつくす

粒子線を用いて有機分子を自在にナノ空間内で凝固させ、数ナノメートル径の細線を形成することに成功した。
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海底地震計記録で読み解く地震空白域の将来 1702地球物理及び地球化学

海底地震計記録で読み解く地震空白域の将来

メキシコ太平洋沿岸部に設置された海底地震計記録を解析し、過去100年間に地震が発生していない領域(地震空白域)でゆっくりとプレート境界がずれ動くスロー地震が発生していることを明らかにした。
Fe-Fe原子間距離の伸長によるFe-Ni合金のゼロ熱膨張メカニズムを観測 0501セラミックス及び無機化学製品

Fe-Fe原子間距離の伸長によるFe-Ni合金のゼロ熱膨張メカニズムを観測

Fe-Niインバー合金の「インバー効果」と呼ばれる熱膨張が生じずゼロとなるメカニズムが、原子レベルで構造を可視化するとFe-Fe原子間距離の伸び縮みであることを初めて明らかにした。
磁場と圧力でマルチに冷却可能な酸化物新材料 0501セラミックス及び無機化学製品

磁場と圧力でマルチに冷却可能な酸化物新材料

電荷転移を示すペロブスカイト構造フェリ磁性酸化物BiCu3Cr4O12が磁場および圧力を加えた際に大きな熱量効果(マルチ熱量効果)を示し、高効率な熱制御を実現する新たな固体熱制御材料となることを実証した。
南海トラフのスロー地震震源域近傍に高圧の間隙水帯を確認~スロー地震発生のメカニズム解明へ前進~ 1702地球物理及び地球化学

南海トラフのスロー地震震源域近傍に高圧の間隙水帯を確認~スロー地震発生のメカニズム解明へ前進~

地球深部探査船「ちきゅう」によって⾼知県室戸岬沖南海トラフのプレート境界断層近傍から採取されたコア試料を分析するとともに、掘削孔から噴出する流体の流量を解析した。初めてスロー地震の震源近傍における高圧の間隙水帯の存在を直接確認することに成功した。
ピアノ演奏を楽譜に書き起こす「耳コピAI」~実用に近いレベルの楽譜生成に初めて成功~ 1602ソフトウェア工学

ピアノ演奏を楽譜に書き起こす「耳コピAI」~実用に近いレベルの楽譜生成に初めて成功~

ピアノ演奏音声データから楽譜を自動で生成する技術を開発して、実用に近いレベルの楽譜生成に世界で初めて成功した。
地球全体の波浪特性の変化傾向と自然変動の関係を解明~地球温暖化の沿岸域への影響を定量化~ 1702地球物理及び地球化学

地球全体の波浪特性の変化傾向と自然変動の関係を解明~地球温暖化の沿岸域への影響を定量化~

地球全体の波浪の自然変動と将来変化予測の関係について解析を行い、過去の40年間の波浪データをもとに、波を生成する卓越した風の代表的な空間分布を分類した。
ネオン20原子核の新しい存在形態の発見~低密度原子核物質の解明に向けて~ 1701物理及び化学

ネオン20原子核の新しい存在形態の発見~低密度原子核物質の解明に向けて~

中性子星の表面近くで現れる原子核物質の新奇な存在形態(アルファ凝縮状態)の候補をネオン20原子核で発見した。
孫は祖父母が遭遇しないような暑い日と大雨を何度経験するのか? 1900環境一般

孫は祖父母が遭遇しないような暑い日と大雨を何度経験するのか?

気候モデルによる気候変動予測データを解析し、1960~2040年で最大の日最高気温および日降水量を超えるような暑い日および大雨を、2020~2100年で経験する回数について推計し、排出シナリオ別・地域別にその比較を行った。
次世代太陽電池材料 ペロブスカイト半導体中の「電子の重さ」の評価に成功 1700応用理学一般

次世代太陽電池材料 ペロブスカイト半導体中の「電子の重さ」の評価に成功

次世代太陽電池や発光デバイス材料として期待されるハロゲン化鉛ペロブスカイト中の「電子の重さ」を測定し、電子が周囲の格子に及ぼす影響を正確に評価することに成功した。
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