1701物理及び化学 単一分子電界発光の機構解明~発光過程における分子内電子間クーロン相互作用が鍵~ 単一分子の「電界発光」(エレクトロルミネッセンス)において、電子間に働くクーロン相互作用を考慮して電子の運動を調べる理論を構築し、この理論を用いて発光機構を解明した。 2019-03-04 1701物理及び化学
1202農芸化学 イネ紋枯病等に強くなり、かつ花が大きくなる遺伝子を発見~紋枯病の新たな防除方法の開発に貢献~ 遺伝子組換え技術により植物全体で強く働かせると、イネ紋枯病などの病害に強くなり、かつ花が大きくなる遺伝子BSR2をイネから見出した。 2019-03-04 1202農芸化学
1701物理及び化学 マグネシウム-40原子核のガンマ線分光に成功 理研の重イオン加速器施設「RIビームファクトリー(RIBF)」を用いて、中性子過剰なマグネシウム-40(40Mg、陽子数12、中性子数28)原子核のガンマ線分光に成功し、二つのガンマ線を観測した。 2019-02-28 1701物理及び化学
1600情報工学一般 高速検索エンジン「CellFishing.jl」を開発~大規模1細胞データベースから類似細胞を瞬時に検出する手法 1細胞発現データを検索するアルゴリズムを開発し、百万個の細胞DBから、高い検索精度を保ちつつも、1細胞あたり0.63ミリ秒で類似細胞の検索に成功した。さらに、類似細胞で特徴的に働く遺伝子を高速に検出する機能も開発した。 2019-02-25 1600情報工学一般1602ソフトウェア工学1603情報システム・データ工学
1600情報工学一般 新しい光誘起超伝導メカニズムの発見 モット絶縁体にパルス光を照射することにより、「ηペアリング状態」と呼ばれる珍しい超伝導(ηペアリング超伝導)が生じ得ることを、スーパーコンピュータ「京」などによる計算機シミュレーションをもとにして理論的に予言した。 2019-02-23 1600情報工学一般1701物理及び化学
0110情報・精密機器 薄板ガラス流路中の微粒子を音波で操作 音波を効率よく届けることで、ガラス製マイクロ流体チップ内の流路を流れる直径数マイクロメートル以下の微粒子が流路中央に直線状に集まることを実証した。微粒子の検査における精度の向上や、工業製品や医薬品などの品質管理の高効率化に貢献すると期待。 2019-02-20 0110情報・精密機器0500化学一般0505化学装置及び設備
0403電子応用 高温動作可能な高出力テラヘルツ量子カスケードレーザー 「非平衡グリーン関数法」に基づく第一原理計算を用いて高エネルギーサブバンド準位を最適化した構造を用いて、「テラヘルツ光」を光源として用いる「テラヘルツ量子カスケードレーザー」の高出力化および高温動作性能の向上に成功した。 2019-02-15 0403電子応用0501セラミックス及び無機化学製品
1701物理及び化学 単極子を制御できる新たな物質 スピネル型構造を持つイリジウム酸化物の薄膜を基板で制御することにより、スピンのN極とS極が分化した単極子(モノポール)が粒子のように振る舞う「U(1)量子スピン液体」という状態が、従来よりも高温で出現しうることを理論的に発見した。 2019-02-13 1701物理及び化学
1202農芸化学 干ばつに強く、水を節約して育つコムギの開発に成功 耐乾性に関与するアブシジン酸(ABA)受容体に着目し、そのタンパク質をコムギの植物体内で多く作らせることで、水消費量を抑えながら穀物生産を実現する節水型耐乾性コムギを開発することに成功した。 2019-02-12 1202農芸化学
2000原子力放射線一般 ジルコニウム奇数同位体の特異的イオン化法を開発 ジルコニウム(Zr)に対して「レーザー偶奇分離法」を適用し、従来提案されていた電子状態に比べて、奇数質量数の同位体のイオン化効率を約30倍増大させる電子状態を発見した。 2019-02-12 2000原子力放射線一般2003核燃料サイクルの技術
1701物理及び化学 超高速・超指向性・完全無散逸の3拍子がそろった理想スピン流の創発と制御 擬一次元の結晶構造を持つビスマスヨウ化物β-Bi4I4において、「弱い」トポロジカル絶縁体相を世界で初めて観測した。で結晶の冷却速度を制御する事により、通常絶縁体からトポロジカル絶縁相へと転移させ、スピン流のON/OFF制御を実証した。 2019-02-12 1701物理及び化学
2004放射線利用 タンパク質結晶から自動でデータ収集する「ZOOシステム」を開発~誰でも簡単に構造解析に必要な高品質データを取得可能に~ 大型放射光施設「SPring-8」のビームラインを利用して、タンパク質結晶から自動的にX線結晶構造解析に必要な高品質のデータを収集する「ZOOシステム」を開発した。 2019-02-07 2004放射線利用