理化学研究所

水を電気分解し続けるマンガン触媒の動作条件を発見 0501セラミックス及び無機化学製品

水を電気分解し続けるマンガン触媒の動作条件を発見

11カ月以上にわたり安定して水を電気分解(電解)するマンガン(Mn)触媒の開発に成功した。
室温近傍での電場による磁化制御 0400電気電子一般

室温近傍での電場による磁化制御

自発磁化と自発電気分極を有するマルチフェロイック物質である六方晶鉄酸化物において、組成の最適化と高圧酸素アニーリングを行いマルチフェロイック相を室温以上の450Kまで安定化し絶縁性を改善した。電場磁化制御を室温近傍の270K付近で成功。
200ナノメートルの構造を解像できる高解像度X線イメージング検出器の開発 0110情報・精密機器

200ナノメートルの構造を解像できる高解像度X線イメージング検出器の開発

接合層の無い透明な5µm厚の薄膜シンチレーターの開発に成功し、X線撮像の理論限界に近い200nmの解像力を実現した。超大規模集積回路デバイス内部の300nm幅配線の撮像に世界で初めて成功した。
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磁区構造を可視化する新しい電子顕微鏡法 0110情報・精密機器

磁区構造を可視化する新しい電子顕微鏡法

磁性材料中の磁区と磁壁を同時に、かつ焦点の合った高い空間分解能で観察できる新しいローレンツ電子顕微鏡法を開発した。磁性体試料に「ホロコーン照明」を行うとともに、フーコー法による磁区観察技術を合わせて、「ホロコーン・フーコー法」を開発した。
新NMR測定法による天然ゴム末端基の解析 0502有機化学製品

新NMR測定法による天然ゴム末端基の解析

新しい核磁気共鳴(NMR)測定法を開発し、市販の天然ゴムシートの末端基の精密な構造解析に成功した。
シルクを接着剤にする~酵素反応により接着性の鍵となるアミノ酸構造をシルクに導入~ 0502有機化学製品

シルクを接着剤にする~酵素反応により接着性の鍵となるアミノ酸構造をシルクに導入~

クモ糸やカイコの繭糸の主成分であるシルクタンパク質を酵素処理することで、接着剤のような物性を付与できることを明らかにした。
タマネギ機能性成分フラボノイドの生産制御因子と関連染色体を特定 1202農芸化学

タマネギ機能性成分フラボノイドの生産制御因子と関連染色体を特定

フラボノイド低含有性のネギと高含有性を有する近縁種シャロットの掛け合わせから得られた添加系統シリーズを用いて、フラボノイド生産に強く関与する染色体と遺伝子を特定した。
相転移の狭間に出現する新たな創発磁気モノポール格子 0501セラミックス及び無機化学製品

相転移の狭間に出現する新たな創発磁気モノポール格子

スキルミオン格子をもつ化合物MnSi(Mn:マンガン、Si:ケイ素)と、創発磁気モノポール格子をもつ化合物MnGe(Ge:ゲルマニウム)に着目し、両者の固溶体であるMnSi1-xGexを合成することに成功した。
骨粗鬆症の新たな遺伝子座位を発見 1504数理・情報

骨粗鬆症の新たな遺伝子座位を発見

台湾人、日本人、韓国人について骨粗鬆症に関するゲノムワイド関連解析(GWAS)を行い、新しい遺伝子座位(原因遺伝子の存在する領域)を3ヵ所発見した。インフォマティクス解析から、これらの遺伝子座位内に14の骨粗鬆症の候補遺伝子を同定した。
2次元物質で高効率の熱電変換を実現 0401発送配変電

2次元物質で高効率の熱電変換を実現

鉄系高温超伝導体のセレン化鉄(FeSe)を極薄膜化することで、熱電効果(ゼーべック効果)が飛躍的に上昇することを発見した。
SACLAの明るさを6倍にすることに成功 2004放射線利用

SACLAの明るさを6倍にすることに成功

新しいX線光学技術「反射型セルフシード技術」を考案・開発し、X線自由電子レーザー(XFEL)施設「SACLA」において、従来よりも約6倍明るいX線レーザービームを作り出すことに成功した。
単一分子電界発光の機構解明~発光過程における分子内電子間クーロン相互作用が鍵~ 1701物理及び化学

単一分子電界発光の機構解明~発光過程における分子内電子間クーロン相互作用が鍵~

単一分子の「電界発光」(エレクトロルミネッセンス)において、電子間に働くクーロン相互作用を考慮して電子の運動を調べる理論を構築し、この理論を用いて発光機構を解明した。
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