東京大学

3段階ですすむ新たな氷の成長機構を発見~地球大気や宇宙に存在する氷微粒子の構造解明に前進~ 1702地球物理及び地球化学

3段階ですすむ新たな氷の成長機構を発見~地球大気や宇宙に存在する氷微粒子の構造解明に前進~

2025-07-25 東京大学東京大学の研究チームは、地球大気の中間圏(高度80~90km、約-153℃)に見られる氷微粒子の構造を、膜厚に応じて3段階で変化することを実験的に明らかにした。膜厚が15nm未満ではアモルファス氷、15~50n...
空気中酸素を酸化剤としたメタ二置換ベンゼンの一段階合成~金ナノ粒子触媒が従来型選択性を打破し、環境にやさしい新合成を開拓~ 0502有機化学製品

空気中酸素を酸化剤としたメタ二置換ベンゼンの一段階合成~金ナノ粒子触媒が従来型選択性を打破し、環境にやさしい新合成を開拓~

2025-07-25 東京大学東京大学の研究チームは、酸化セリウム担持金ナノ粒子触媒(Au/CeO₂)を用い、空気中の酸素のみを酸化剤とする環境調和的な方法で、シクロヘキセノン類と第二級アミン類からメタフェニレンジアミン類を一段階で合成する...
「トポロジー」と「対称性の破れ」の交差点~鉄系超伝導体における新たな量子状態の発見~ 1700応用理学一般

「トポロジー」と「対称性の破れ」の交差点~鉄系超伝導体における新たな量子状態の発見~

2025-07-23 東京大学,東京都立大学,東北大学,弘前大学東京大学らの研究チームは、鉄系超伝導体FeSe₁₋ₓTeₓ(x=0.64付近)において、超伝導転移とともにバルクで自発的な磁場が発生し、時間反転対称性の破れを伴う新奇な超伝導状...
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小さな銀河から吹き出す巨大バブルの発見~形成初期の銀河における超新星フィードバックの解明に向けて~ 1701物理及び化学

小さな銀河から吹き出す巨大バブルの発見~形成初期の銀河における超新星フィードバックの解明に向けて~

2025-04-23 東京大学東京大学などの国際研究チームは、超大型望遠鏡の可視面分光装置MUSEを用いて、小さな矮小銀河J1044+0353から吹き出す直径約2万3000光年の巨大バブル構造を発見しました。これらのバブルは従来の超新星爆発...
ディープラーニングに潜む普遍法則を発見~ディープニューラルネットワークを支配する「物理」~ 1601コンピュータ工学

ディープラーニングに潜む普遍法則を発見~ディープニューラルネットワークを支配する「物理」~

2025-07-19 東京大学東京大学とアイシンの研究グループは、ディープニューラルネットワークの信号伝搬が、統計物理で知られる「吸収状態転移」と同様の法則に従うことを発見しました。ReLU関数などを用いたネットワークでは、信号が途中で消失...
筋肉のリングでしなやかに動く多関節ロボット~筋肉で動く多関節グリッパや蛇型ロボットを実現~ 0109ロボット

筋肉のリングでしなやかに動く多関節ロボット~筋肉で動く多関節グリッパや蛇型ロボットを実現~

2025-07-17 東京大学東京大学の研究チームは、リング状に成型した培養筋組織(筋肉リング)を用いて、連続的かつ力強い収縮(強縮)を可能にする多関節バイオハイブリッドロボットを開発した。支柱の剛性や細胞密度を調整し、筋肉リングの成熟度と...
マントルに広がる「物質のムラ」 その空間スケールを初めて物的証拠で特定~中央海嶺の溶岩が明かす、“均質化しやすさ”を秘めた上部マントルの実像~ 1702地球物理及び地球化学

マントルに広がる「物質のムラ」 その空間スケールを初めて物的証拠で特定~中央海嶺の溶岩が明かす、“均質化しやすさ”を秘めた上部マントルの実像~

2025-07-10 千葉工業大学,東京大学,国立科学博物館千葉工業大学などの研究チームは、中央インド洋海嶺で採取した溶岩を分析し、マントルプルームによって上部マントルにもたらされた「物質のムラ(不均質性)」の空間スケールが10km未満であ...
極端現象と気候変動の関係を迅速に推定する新手法の開発~統計的アプローチによる新しいイベント・アトリビューション~ 1702地球物理及び地球化学

極端現象と気候変動の関係を迅速に推定する新手法の開発~統計的アプローチによる新しいイベント・アトリビューション~

2025-07-10 東京大学,気象研究所,(一財)気象業務支援センター,京都大学東京大学や気象研究所などの研究チームは、極端気象と気候変動の関係を迅速に評価する新たな統計手法を開発しました。この手法は、観測された海面水温や大気データをもと...
フロリゲンの通り道を制御する仕組みを発見~適切な環境下で花を咲かせる巧妙な仕組み~ 1202農芸化学

フロリゲンの通り道を制御する仕組みを発見~適切な環境下で花を咲かせる巧妙な仕組み~

2025-07-08 東京大学東京大学の研究グループは、花芽形成ホルモン「フロリゲン」(FTタンパク質)が茎頂分裂組織内で細胞間を原形質連絡を通じて移動する仕組みを世界で初めて実証しました。改良BiFC法によってFTの動態を可視化し、基部か...
新規窒化物半導体ヘテロ接合における電子散乱機構を解明~高周波GaNトランジスタの性能向上に道筋~ 0403電子応用

新規窒化物半導体ヘテロ接合における電子散乱機構を解明~高周波GaNトランジスタの性能向上に道筋~

2025-07-07 東京大学東京大学と住友電工は、新規窒化物半導体ScAlN/GaNヘテロ接合の高品質成長に成功し、その界面で形成される高密度二次元電子ガス(2DEG)の電子移動度が界面ラフネス散乱によって制限されていることを初めて明確に...
“酸性陰イオン”が切り拓く分子触媒開発の新天地 ~陰イオン=塩基という化学的常識への挑戦~ 0502有機化学製品

“酸性陰イオン”が切り拓く分子触媒開発の新天地 ~陰イオン=塩基という化学的常識への挑戦~

2025-07-03 東京大学東京大学と九州大学の研究チームは、陰イオンでありながら高い酸性を示す有機分子「BBcat」の開発に成功した。従来の「陰イオン=塩基」という常識を覆し、陽イオン性の遷移金属触媒と組み合わせることで、選択的な反応促...
省資源・環境低負荷:超軽量だが強靭な人工ヘチマスポンジ~水に電圧をかけると生じる電荷の偏りを利用する一段階グリーン合成~ 0504高分子製品

省資源・環境低負荷:超軽量だが強靭な人工ヘチマスポンジ~水に電圧をかけると生じる電荷の偏りを利用する一段階グリーン合成~

2025-07-04 東京大学東京大学と理化学研究所の研究チームは、天然のヘチマスポンジに似た超軽量かつ高強度な多孔質ポリマー超薄膜を開発した。水に電圧を2分間印加するだけで厚さ70nmの自立膜が得られ、環境負荷の低い一段階グリーン合成が可...
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