東京大学

1700応用理学一般

トポロジカルスピン構造から生じる磁気光学応答の観測に成功

カイラル磁性体MnGeの薄膜において、トポロジカル磁気構造の形成に由来する巨大な磁気光学効果を発見しました。
0403電子応用

ポリマー半導体トランジスターで最高のスイッチング特性を実現

ポリマー半導体による薄膜トランジスター(TFT)のスイッチングの鋭さと安定性を決定づける要因を解明し、これを元に従来にない高急峻なスイッチング動作・高いバイアス耐性・低電圧駆動を同時に示す、実用的な塗布型TFTの構築に成功した。
1602ソフトウェア工学

多様な体形や姿勢に対応した高品質な仮想試着手法を開発

オンライン上でリアルタイムで高品質な仮想試着を実現する手法を開発した。
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2000原子力放射線一般

1Fの格納容器内にたまった水の中で金属材料はどう腐食するのか?

放射線環境下での腐食によるトラブルの発生の可能性や対策方法などを検討するうえで重要な、①海水混入系ラジオリシスデータベース、②放射線環境下腐食データベース、③腐食調査票データベース、からなる「放射線環境下での腐食データベース」を構築した。
1700応用理学一般

流れの渦が情報処理能力の鍵 ~バーチャルな物理リザバー計算で実現~

新規情報処理技術である物理リザバー計算を、数値シミュレーションを用いてバーチャルに再現することにより、円柱周りの流れ現象における渦が情報処理能力の鍵であることを明らかにした。
0500化学一般

多成分結晶の新たな結晶化機構を発見~構造的な欠陥が結晶成長の運命を決定づける~

多成分から構成される結晶における新たな結晶成長機構を発見した。亜鉛イオンと有機物であるポルフィリンとアゾピリジンの溶液を加熱すると、まずピンク色の板状結晶が成長し、その中央部から新たに濃い赤色のブロック状結晶が現れ、最終的には濃い赤色の結晶だけになることを発見した。この段階的な結晶化現象は、ピンク色の結晶に存在する構造的な「欠陥」が重要な役割を果たしていることが明らかに。
1702地球物理及び地球化学

地震波速度と電気伝導度を統合解析し、地球内部の水やマグマをとらえる

地震・火山活動および地球全体の進化に重要な役割を担う「地球内部の液体(水やマグマ)」が、どこにどれだけ存在するかをとらえる解析方法を開発した。地震や火山活動の主な場である深さ60㎞程度までの「岩質-液体の分布」が解析可能となり、今後、地震・火山活動を含む変動現象の機構の理解が進むと期待される。
1700応用理学一般

放射光でついに見えた磁気オクタポール~熱を電気に変える新たな担い手~

磁石のミクロな起源である電子スピンが互いに打ち消しあう反強磁性と呼ばれる状態の中に潜んだ「磁気八極子(磁気オクタポール)」を放射光X線実験から明らかにした。
1701物理及び化学

超短パルス強レーザー場で、超高分解能分光計測に成功!

強レーザー場超高分解能フーリエ変換(SURF)分光法によって、希ガス原子イオンであるアルゴン(Ar)・クリプトン(Kr)の一価イオンのスピン軌道分裂エネルギーを10-7の精度で決定することに成功した。
1702地球物理及び地球化学

宇宙から観測した「重い水蒸気」で天気予報を変える

人工衛星を用いて観測された大気中の水蒸気同位体比のデータを、水同位体を含んだ大気大循環モデルによる推定と組み合わせる「データ同化」を行うことにより、水蒸気同位体比そのものだけでなく、大気中の気温や風速の予測精度が改善することを世界で初めて実証した。
1700応用理学一般

鉄系超伝導体の超高速な結晶構造変化を実現~光による新しい超伝導操作の可能性を示唆!~

X線自由電子レーザーSACLAを用いたX線回折法の時間分解測定により、鉄系超伝導体BaFe2As2の超高速な結晶構造変化を観測することに成功した。圧力や元素置換などの従来の方法に加えて、光による超伝導体の結晶・電子構造に対する新しい操作方法を実証した。
0403電子応用

世界初、有機半導体で「絶縁体―金属転移」を実証

極めて高純度かつ欠陥のない有機半導体単結晶の1分子層(厚さ4 nm)に高密度にキャリアを注入することで二次元ホールガスが形成され、さらに4分子当たり1電荷に相当する高密度のホールを誘起したところ、「絶縁体―金属転移」を実験的に観測することに成功した。
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