東京大学

マングローブの炭素はどこへ?~数百年の時を経た湿地から海洋への炭素輸送~ 1702地球物理及び地球化学

マングローブの炭素はどこへ?~数百年の時を経た湿地から海洋への炭素輸送~

2025-07-03 東京大学,海上・港湾・航空技術研究所 港湾空港技術研究所東京大学と港湾空港技術研究所の研究グループは、石垣島のマングローブ湿地から海洋へ流出する溶存無機炭素(DIC)が、数百年前に生産された有機物に由来することを放射性...
全球海洋モデルにより福島第一原発から放出されるトリチウムの濃度分布を予測~放出計画をもとにした最新シミュレーション結果~ 1702地球物理及び地球化学

全球海洋モデルにより福島第一原発から放出されるトリチウムの濃度分布を予測~放出計画をもとにした最新シミュレーション結果~

2025-07-02 東京大学東京大学・福島大学・海洋研究開発機構などの研究チームは、全球海洋モデル「COCO4.9」によるシミュレーションで、福島第一原発のALPS処理水から放出されるトリチウムの濃度分布を解析。結果、放出地点から25km...
銀河は外から星を育てるガスを受け取っていた~近傍銀河M83で銀河円盤に流れ込んでいる分子ガスを発見~ 1701物理及び化学

銀河は外から星を育てるガスを受け取っていた~近傍銀河M83で銀河円盤に流れ込んでいる分子ガスを発見~

2025-07-01 東京大学東京大学などの研究チームは、棒渦巻銀河M83において、銀河回転速度と大きく異なる速度で運動する分子雲10個をALMA望遠鏡で発見。これらの雲は超新星残骸とは一致せず、外部から流入した分子ガスと考えられ、星形成を...
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「横型トムソン効果」の観測に世界で初めて成功〜トムソン効果発見から170年 新原理により次世代熱マネジメント技術の創出へ〜 0402電気応用

「横型トムソン効果」の観測に世界で初めて成功〜トムソン効果発見から170年 新原理により次世代熱マネジメント技術の創出へ〜

2025-06-26 物質・材料研究機構,名古屋大学,東京大学,科学技術振興機構NIMSと名古屋大学、東京大学の研究チームは、金属・半導体に熱流・電流・磁場を互いに直交して加えた際に発生する「横型トムソン効果」を世界で初めて観測。従来のトム...
3万年前の黒潮は今よりも速かったらしい それでも丸木舟は琉球の海を渡ることができた~ホモ・サピエンスはどうやって日本列島へ到達したのか~ 1702地球物理及び地球化学

3万年前の黒潮は今よりも速かったらしい それでも丸木舟は琉球の海を渡ることができた~ホモ・サピエンスはどうやって日本列島へ到達したのか~

2025-06-26 東京大学2019年、東京大学と海洋研究開発機構は、3万年前の黒潮を横断して人類が琉球列島に到達できたかを検証する実験航海を実施。丸木舟による航海で与那国島への到達に成功し、古代でも熟練した漕ぎ手と戦略的な航海により渡海...
動から静に変換する量子アルゴリズムを実証~IBM量子プロセッサーによる世界最大級のシミュレーション~ 1600情報工学一般

動から静に変換する量子アルゴリズムを実証~IBM量子プロセッサーによる世界最大級のシミュレーション~

2025-06-24 東京大学東京大学とIBMの研究チームは、超伝導量子プロセッサー「IBM Heron」を用い、最大56量子ビットの量子多体系を対象に「Krylov量子対角化(KQD)法」によるシミュレーションを実証した。これは、時間発展...
極小の「分子フラスコ」で高分子を合成~機能性高分子の精密合成に期待~ 0504高分子製品

極小の「分子フラスコ」で高分子を合成~機能性高分子の精密合成に期待~

2025-06-25 東京大学東京大学の研究グループは、単一のボトルブラシ高分子をナノサイズの「分子フラスコ」として利用し、その内部で高分子を合成する新手法を開発しました。この構造では主鎖周辺にモノマーを配置し、側鎖の立体反発を活かして反応...
未来を読む育種で、2つの薬効を同時改良:アカジソで示した新戦略 1202農芸化学

未来を読む育種で、2つの薬効を同時改良:アカジソで示した新戦略

2025-06-18 東京大学東京大学を中心とした研究グループは、将来世代の遺伝的変化を確率的に予測し、「未来に優れた個体」を選抜する新しい育種法を開発しました。薬用植物アカジソを対象に、ペリルアルデヒドとロスマリン酸という2種の薬効成分に...
日立と東大、ビッグデータ検索を最大135倍高速化する「動的プルーニング技術」を開発~製造業のトレーサビリティや医療・金融分野のデータ利活用を支援し、社会課題解決に貢献~ 1603情報システム・データ工学

日立と東大、ビッグデータ検索を最大135倍高速化する「動的プルーニング技術」を開発~製造業のトレーサビリティや医療・金融分野のデータ利活用を支援し、社会課題解決に貢献~

2025-06-19 東京大学日立と東京大学は、グラフ構造データの再帰問合せ処理を高速化する「動的プルーニング技術」を共同開発しました。問合せ実行中に中間結果を活用し、不要なデータ読み込みをリアルタイムで絞り込むことで、検索速度が最大135...
アモルファス材料に潜む構造欠陥を解明~機械的異方性の起源を粒子構造から明らかに~ 0703金属材料

アモルファス材料に潜む構造欠陥を解明~機械的異方性の起源を粒子構造から明らかに~

2025-06-19 東京大学東京大学と中国・松山湖材料実験室の研究チームは、アモルファス材料(例:ガラス)に潜む構造欠陥を初めて粒子レベルで特定し、それが機械的異方性の起源であることを明らかにした。低周波振動「準局在モード」の中心には常に...
量子測定が誘起するトポロジカル相のバルクエッジ対応 1701物理及び化学

量子測定が誘起するトポロジカル相のバルクエッジ対応

2025-06-19 東京大学東京大学の大島久典大学院生らの研究チームは、測定によるトポロジカル相転移に関する新たな理論枠組みを構築し、測定下の量子系でもバルク‐エッジ対応が成立することを初めて理論的に示しました。リャプノフ解析を用いて、非...
ワイル反強磁性体による交換バイアスの室温制御に成功~新奇な磁気秩序を活かした機能設計が導く、スピントロニクス技術の新展開~ 0403電子応用

ワイル反強磁性体による交換バイアスの室温制御に成功~新奇な磁気秩序を活かした機能設計が導く、スピントロニクス技術の新展開~

2025-06-17 東京大学東京大学の研究チームは、ワイル反強磁性体Mn₃Snと強磁性体を積層した構造において、従来は冷却と磁場が必要だった交換バイアス効果を、室温かつ磁場印加のみで制御する手法を開発しました。これにより、交換バイアスの符...
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