1702地球物理及び地球化学

令和3年9月の地殻変動 1702地球物理及び地球化学

令和3年9月の地殻変動

2021-10-08 国土地理院 全国の地殻変動概況 国土地理院が全国に展開している電子基準点等のGNSS連続観測網(GEONET)の観測結果から求めた、2021年8月中旬から2021年9月中旬までの1か月間の地殻変動概況は、別紙1~7のと...
令和3年10月7日22時41分の千葉県北西部の地震に伴う地殻変動 1702地球物理及び地球化学

令和3年10月7日22時41分の千葉県北西部の地震に伴う地殻変動

10月7日22時41分に千葉県北西部で発生した地震(M5.9、深さ75km、最大震度5強)については、現時点では有意な地殻変動は検出されていません。令和3年(2021年)10月7日22時41分に千葉県北西部で発生した地震について、震源域周辺の電子基準点で観測された10月8日5時59分までのデータを解析した結果、現時点では、ばらつきを超える有意な地殻変動は検出されていません。
アルマ望遠鏡が描く双子の星の軌道運動 1702地球物理及び地球化学

アルマ望遠鏡が描く双子の星の軌道運動

アルマ望遠鏡の観測データを活用して、若い連星であるおうし座XZ星系について調べ、連星を成す2つの星に付随する原始惑星系円盤が、互いに40度以上傾いていることが明らかになった。2つの星が互いに時計回りに運動していることを発見した。つまり、連星を作るそれぞれの星の原始惑星系円盤だけでなく、連星の軌道面を含む全てが、異なる面上にあることが明らかになった。
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福徳岡ノ場で確認された新島の大きさについて(令和3年10月4日時点) 1702地球物理及び地球化学

福徳岡ノ場で確認された新島の大きさについて(令和3年10月4日時点)

8月13日からの福徳岡ノ場での火山活動により新島が生じたことが確認されています。国土地理院では米国航空宇宙局(NASA)/米国地質調査所(USGS)の地球観測衛星Landsat-8が10月4日10時00分(日本時間)に観測した衛星画像を解析し、新島の形状、大きさ等を明らかにした。西側の島の大きさは外周約1.5km、面積約0.1km2です。
九州地方の豪雨に先行する大気中下層の水蒸気流入の役割を解明 1702地球物理及び地球化学

九州地方の豪雨に先行する大気中下層の水蒸気流入の役割を解明

九州地方の豪雨に1日程度先行して大気境界層より上空(高度1000m以上)の水蒸気流入が増加することを15年分の気象庁メソ数値予報モデル初期値データから示した。対流圏中層で大気が飽和した湿潤絶対不安定層(モール)が形成され、多量の雨をもたらすメソスケール降水域の維持に寄与していることを明らかにした。
地震波速度と電気伝導度を統合解析し、地球内部の水やマグマをとらえる 1702地球物理及び地球化学

地震波速度と電気伝導度を統合解析し、地球内部の水やマグマをとらえる

地震・火山活動および地球全体の進化に重要な役割を担う「地球内部の液体(水やマグマ)」が、どこにどれだけ存在するかをとらえる解析方法を開発した。地震や火山活動の主な場である深さ60㎞程度までの「岩質-液体の分布」が解析可能となり、今後、地震・火山活動を含む変動現象の機構の理解が進むと期待される。
温暖化に伴う熱帯上層雲の高度の変化が上層雲を減らして温暖化を弱める 1702地球物理及び地球化学

温暖化に伴う熱帯上層雲の高度の変化が上層雲を減らして温暖化を弱める

スーパーコンピュータ「地球シミュレータ」等を用いて全球雲解像モデル「NICAM」による高解像度数値シミュレーションを実施・解析した結果、地球が温暖化すると熱帯域の対流圏上部に広がる雲(上層雲)の中でミクロなスケールで変化が起こることで上層雲を減少させることを示した。
富士五湖の水はどこからきているか? 1702地球物理及び地球化学

富士五湖の水はどこからきているか?

富士五湖で各々の湖水の炭素14(14C)濃度測定を毎月1年間、世界最高頻度で実施し、広域的な地下水の値と比較して、湖沼水のトレーサーとしての可能性を検討した。河口湖の14C濃度は他の湖に比べ極端に低く、河口湖の湖水は御坂山地の地下水による影響が大きいことが初めて定量的に示された。
東南極リュツォ・ホルム湾沿岸でのGNSS観測と地殻変動の検出 1702地球物理及び地球化学

東南極リュツォ・ホルム湾沿岸でのGNSS観測と地殻変動の検出

東南極のリュツォ・ホルム湾沿岸の露岩域で実施したGNSS観測から、当地域が現在隆起していること、またその隆起速度が南北方向に空間的な特徴を持つことを明らかにした。
宇宙から観測した「重い水蒸気」で天気予報を変える 1702地球物理及び地球化学

宇宙から観測した「重い水蒸気」で天気予報を変える

人工衛星を用いて観測された大気中の水蒸気同位体比のデータを、水同位体を含んだ大気大循環モデルによる推定と組み合わせる「データ同化」を行うことにより、水蒸気同位体比そのものだけでなく、大気中の気温や風速の予測精度が改善することを世界で初めて実証した。
オーロラ帯の過去3000年間の変化を再現 1702地球物理及び地球化学

オーロラ帯の過去3000年間の変化を再現

オーロラ帯の位置を求める計算手法について、近年の観測データを用いて統計的に検証し、その手法を地磁気モデルに応用するという方法で、過去3000年のオーロラ帯の変化を連続的に再現することに成功した。日本とオーロラ帯との距離が最も近かったのは12世紀であることが確認でき、藤原定家が『明月記』の中で、1204年2月に京都からオーロラ見えたという情報と整合性がある。
千葉県の太平洋岸で歴史記録にない津波の痕跡を発見 1702地球物理及び地球化学

千葉県の太平洋岸で歴史記録にない津波の痕跡を発見

千葉県九十九里浜沿岸において歴史上知られていない津波の痕跡を発見し、それが房総半島沖で発生した巨大地震によるものであるとの結論を得た。
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