1702地球物理及び地球化学 チベット高原における積雪と地熱の相互作用を解明（New Study Reveals Snow-ground Thermal Coupling on Qinghai-Tibet Plateau）
2025-11-18 中国科学院(CAS)中国科学院・西北生态環境資源研究院（NIEER）と南京信息工程大学の共同研究により、チベット高原における積雪と地表熱状態の結合過程が詳細に明らかにされた。高原の積雪は北極圏と異なり薄く短命であるが、...
1702地球物理及び地球化学
1702地球物理及び地球化学 
1702地球物理及び地球化学 植物プランクトンがエルニーニョ現象を弱める？
2025-11-18 東京大学東京大学と海洋研究開発機構（JAMSTEC）の研究チームは、海洋生態系モデルに独自の解析手法を適用し、植物プランクトンがエルニーニョ現象の強さをどれほど抑えるかを世界で初めて定量化した。解析の結果、植物プランク...
1702地球物理及び地球化学 月のクレーター形成に伴う酸化鉄鉱物の初検出（Chang’e-6 Samples Reveal First Evidence of Impact-Formed Hematite and Maghemite on the Moon）
2025-11-17 中国科学院（CAS）中国科学院地球化学研究所と山東大学の共同研究チームは、嫦娥6号が南極–エイトケン（SPA）盆地から持ち帰った月の土壌から、衝突によって生成した結晶質ヘマタイト（α-Fe₂O₃）とマグヘマイト（γ-F...
1702地球物理及び地球化学 太陽フレアによる11月12日のGNSS測位への影響
2025-11-14 国土地理院2025年11月12日、日本周辺で発生した太陽フレア由来の電離層の乱れにより、GNSS（全球測位衛星システム）の測位精度が大きく低下した。国土地理院が電子基準点「つくば１」のデータを一般的なGNSS測位方式で...
1702地球物理及び地球化学 2025年10月の地震活動の評価
2025-11-13 地震調査研究推進本部地震調査委員会2025年10月は、日本各地でプレート境界型・内陸型の地震が発生した。北海道では22日に釧路沖でM5.1、25日に根室半島南東沖でM5.8が発生し、最大震度5弱を観測した。いずれも太平...
1702地球物理及び地球化学 二酸化炭素濃度の上昇に伴う酸性化の加速（Carbon-Rich Waters Are Becoming More Acidic as Atmospheric CO2 Levels Rise）
2025-11-13 ワシントン大学（UW）米ワシントン大学の研究チームは、北米沿岸域、特にカリフォルニア海流が影響する海域において、海水中の二酸化炭素（CO₂）蓄積が大気中より速く進み、炭素リッチな海域が通常より急速に酸性化していることを...
1702地球物理及び地球化学 2025年9月、北極海の海氷域面積が年間最小を、南極海の海氷面積が年間最大を記録
2025-11-13 国立極地研究所,宇宙航空研究開発機構国立極地研究所は、昭和基地で約30年間にわたりレーザー観測を継続した結果、地球温暖化により南極の高層大気（高度約80〜100 kmの中間圏付近）が長期的に冷却していることを明らかにし...
1702地球物理及び地球化学 微小な珪藻が気候に与える巨大な影響を解明（Tiny Diatoms, Big Climate Impact: How Microscopic Skeletons Rapidly Shape Ocean Chemistry）
2025-11-05 ジョージア工科大学研究チームは、海洋プランクトンである珪藻（ダイアトム）が生物としてだけでなく、その死後に形成する“ガラス状シリカ殻”が、海底でクレイ鉱物に急速に変化し、炭素・シリカ・鉄・アルミニウムなどの元素循環を大...
1702地球物理及び地球化学 1500年前の人為的活動がケイ酸塩風化による炭素吸収を促進（Researchers Discover Human Activities Enhanced Silicate Weathering Carbon Sink in Red River Basin 1,500 Years Ago）
2025-11-07 中国科学院（CAS）中国科学院海洋研究所の万世明教授らの研究チームは、南シナ海北西部の堆積コアを用いた鉱物・地球化学解析により、紅河流域における珪酸塩風化由来の炭素吸収（シリケート・ウェザリング炭素シンク）が、約150...
1702地球物理及び地球化学 彩層ジェットの特徴を高解像度太陽データで解明（Researchers Detail Chromospheric Jets’ Characteristics in Active Region via High-Resolution Solar Data）
2025-11-10 中国科学院（CAS）中国科学院・雲南天文台の研究チームは、NVST と SDO の観測データを用いて、活動領域 NOAA13386 における彩層ジェットを詳細に解析した。高分解能Hα観測により、黒点内部と外部でジェット...
1702地球物理及び地球化学 砂漠の生態系が炭素隔離と気候対策の最前線に浮上（Desert Ecosystems Emerge as Frontiers for Carbon Sequestration and Climate Action, New Review Finds）
2025-10-29 中国科学院（CAS）中国科学院新疆生態地理研究所のZENG Fanjiang教授らのレビュー研究は、砂漠が未開拓の炭素吸収フロンティアであることを示した。タクラマカンやテンゲル砂漠の研究により、砂漠土壌がCO₂を長期的...
1702地球物理及び地球化学 大西洋南北循環の減速を新たな研究が明らかに（New Study Reveals Slowdown of Atlantic Meridional Overturning Circulation）
2025-11-07 中国科学院（CAS）中国科学院海洋研究所などの研究チームは、大西洋の経向循環（AMOC）減速の新証拠を発見した。1960年以降の観測・気候モデル・海洋シミュレーションを解析した結果、赤道大西洋の中層（1000～2000...