1702地球物理及び地球化学

“マッデン・ジュリアン振動” の「引き金」を特定 1702地球物理及び地球化学

“マッデン・ジュリアン振動” の「引き金」を特定

熱帯域で巨大な積乱雲群として観測されるマッデン・ジュリアン振動 (MJO) が熱帯インド洋でどのように発生するかを解析などした結果、高度約10kmの上空を伝わる大気中の“波”(周期的な大気変動)の増幅がMJO発生の引き金であることを初めて突き止めました。
令和3年10月6日2時46分の岩手県沖の地震に伴う地殻変動 1702地球物理及び地球化学

令和3年10月6日2時46分の岩手県沖の地震に伴う地殻変動

令和3年(2021年)10月6日2時46分に岩手県沖で発生した地震について、震源域周辺の電子基準点で観測された10月10日8時59分までのデータを解析した結果、現時点では、ばらつきを超える有意な地殻変動は検出されていません。
2021 年 10 月7日千葉県北西部の地震の評価 1702地球物理及び地球化学

2021 年 10 月7日千葉県北西部の地震の評価

10 月7日 22 時 41 分に千葉県北西部の深さ約 75km でマグニチュード(M)5.9(暫定値)の地震が発生し、埼玉県及び東京都で最大震度5強を観測し被害を伴った。千葉県及び東京都では、長周期地震動階級2を観測した。この地震の発震機構は東西方向に圧力軸を持つ逆断層型で、太平洋プレートとフィリピン海プレートの境界で発生した地震である。
ad
令和3年9月の地殻変動 1702地球物理及び地球化学

令和3年9月の地殻変動

2021-10-08 国土地理院全国の地殻変動概況国土地理院が全国に展開している電子基準点等のGNSS連続観測網(GEONET)の観測結果から求めた、2021年8月中旬から2021年9月中旬までの1か月間の地殻変動概況は、別紙1~7のとおり...
令和3年10月7日22時41分の千葉県北西部の地震に伴う地殻変動 1702地球物理及び地球化学

令和3年10月7日22時41分の千葉県北西部の地震に伴う地殻変動

10月7日22時41分に千葉県北西部で発生した地震(M5.9、深さ75km、最大震度5強)については、現時点では有意な地殻変動は検出されていません。令和3年(2021年)10月7日22時41分に千葉県北西部で発生した地震について、震源域周辺の電子基準点で観測された10月8日5時59分までのデータを解析した結果、現時点では、ばらつきを超える有意な地殻変動は検出されていません。
アルマ望遠鏡が描く双子の星の軌道運動 1702地球物理及び地球化学

アルマ望遠鏡が描く双子の星の軌道運動

アルマ望遠鏡の観測データを活用して、若い連星であるおうし座XZ星系について調べ、連星を成す2つの星に付随する原始惑星系円盤が、互いに40度以上傾いていることが明らかになった。2つの星が互いに時計回りに運動していることを発見した。つまり、連星を作るそれぞれの星の原始惑星系円盤だけでなく、連星の軌道面を含む全てが、異なる面上にあることが明らかになった。
福徳岡ノ場で確認された新島の大きさについて(令和3年10月4日時点) 1702地球物理及び地球化学

福徳岡ノ場で確認された新島の大きさについて(令和3年10月4日時点)

8月13日からの福徳岡ノ場での火山活動により新島が生じたことが確認されています。国土地理院では米国航空宇宙局(NASA)/米国地質調査所(USGS)の地球観測衛星Landsat-8が10月4日10時00分(日本時間)に観測した衛星画像を解析し、新島の形状、大きさ等を明らかにした。西側の島の大きさは外周約1.5km、面積約0.1km2です。
九州地方の豪雨に先行する大気中下層の水蒸気流入の役割を解明 1702地球物理及び地球化学

九州地方の豪雨に先行する大気中下層の水蒸気流入の役割を解明

九州地方の豪雨に1日程度先行して大気境界層より上空(高度1000m以上)の水蒸気流入が増加することを15年分の気象庁メソ数値予報モデル初期値データから示した。対流圏中層で大気が飽和した湿潤絶対不安定層(モール)が形成され、多量の雨をもたらすメソスケール降水域の維持に寄与していることを明らかにした。
地震波速度と電気伝導度を統合解析し、地球内部の水やマグマをとらえる 1702地球物理及び地球化学

地震波速度と電気伝導度を統合解析し、地球内部の水やマグマをとらえる

地震・火山活動および地球全体の進化に重要な役割を担う「地球内部の液体(水やマグマ)」が、どこにどれだけ存在するかをとらえる解析方法を開発した。地震や火山活動の主な場である深さ60㎞程度までの「岩質-液体の分布」が解析可能となり、今後、地震・火山活動を含む変動現象の機構の理解が進むと期待される。
温暖化に伴う熱帯上層雲の高度の変化が上層雲を減らして温暖化を弱める 1702地球物理及び地球化学

温暖化に伴う熱帯上層雲の高度の変化が上層雲を減らして温暖化を弱める

スーパーコンピュータ「地球シミュレータ」等を用いて全球雲解像モデル「NICAM」による高解像度数値シミュレーションを実施・解析した結果、地球が温暖化すると熱帯域の対流圏上部に広がる雲(上層雲)の中でミクロなスケールで変化が起こることで上層雲を減少させることを示した。
富士五湖の水はどこからきているか? 1702地球物理及び地球化学

富士五湖の水はどこからきているか?

富士五湖で各々の湖水の炭素14(14C)濃度測定を毎月1年間、世界最高頻度で実施し、広域的な地下水の値と比較して、湖沼水のトレーサーとしての可能性を検討した。河口湖の14C濃度は他の湖に比べ極端に低く、河口湖の湖水は御坂山地の地下水による影響が大きいことが初めて定量的に示された。
東南極リュツォ・ホルム湾沿岸でのGNSS観測と地殻変動の検出 1702地球物理及び地球化学

東南極リュツォ・ホルム湾沿岸でのGNSS観測と地殻変動の検出

東南極のリュツォ・ホルム湾沿岸の露岩域で実施したGNSS観測から、当地域が現在隆起していること、またその隆起速度が南北方向に空間的な特徴を持つことを明らかにした。
ad
タイトルとURLをコピーしました