2025-11-17 インペリアル・カレッジ・ロンドン(ICL)
英国Imperial College London主導の国際的研究チームは、地中貯留による Carbon Capture and Storage(CCS)の実績をまとめる年次報告を発表し、1996年以降 383 百万トンを超えるCO₂が世界中で安全に地下に貯留されたことを明らかにしました。これは「約8,104万台のガソリン車1年分の排気」に相当します。主な貯留プロジェクトは米国、中国、ブラジル、オーストラリア、中東地域に集中しています。研究者らは、この規模で実際に稼働していることが、CCSが将来の技術ではなく、既に実用化された地球温暖化対策の主要手段であるという明確な証拠だと述べています。貯留技術・輸送・事業展開が今後拡大することで、各国の脱炭素戦略において中・大型産業からの排出削減手段としてのCCSがさらに重要になると評価しています。
The London Register of Subsurface CO₂ Storage
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