2025-9-24 ウースター工科大学 (WPI)
ウースター工科大学(WPI)のニティン・サンケット准教授は、米国科学財団(NSF)の「Foundational Research in Robotics」プログラムより約70万5千ドルの研究助成を獲得した。研究テーマは「音響ナビゲーション:煙・塵・暗闇を飛行できる小型ロボットの開発」で、視覚に依存せず超音波で環境を把握する生物模倣型ドローンの実現を目指す。プロジェクトでは、①メタマテリアルによる騒音低減、②物理情報を組み込んだ深層学習による信号解析、③慣性データとのセンサーフュージョン、④階層型強化学習による自律航行制御を統合。これにより100g未満の超小型ドローンが視界不良下でも障害物を回避しながら飛行できるようにする。応用範囲は災害救助、環境監視、火山やサンゴ礁の探査など多岐にわたる。サンケット准教授は「自然界の飛翔生物から学ぶことで、人と協働し生命を守るロボットの未来を築きたい」と語った。

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