海上保安庁 テキストロン・アビエーション172Sの事故[不時着による機体損傷](大分県宇佐市、令和5年4月18日発生)

2025-10-30 運輸安全委員会

海上保安庁 テキストロン・アビエーション172Sの事故[不時着による機体損傷](大分県宇佐市、令和5年4月18日発生)

<関連情報>

概要
海上保安庁所属テキストロン・アビエーション式172S型JA395Aは、令和5年4月18日(火)、北九州空港を離陸後、飛行中にエンジンの出力が低下して、大分県宇佐市の農地に不時着し大破したが、火災は発生しなかった。
同機には、訓練生及び教官が搭乗しており、2名とも、軽傷を負った。

原因
本事故は、同機のエンジン出力が低下して高度を維持することができなくなったため、農地に不時着した際に、前方に反転して垂直尾翼が地面に衝突し大破したことによるものと推定される。
同機のエンジン出力が低下したことについては、エンジンの吸気ホースが外れたことにより、自然吸気状態になったため、エンジンが不完全燃焼の状態になったことによるものと推定される。
エンジンの吸気ホースが外れたことについては、前日に行った整備作業において外した当該吸気ホースの取付けが適切ではなかった可能性が考えられる。

 

0300航空・宇宙一般
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