本田航空 ホンダ・エアクラフトHA-420の重大インシデント［滑走路からの逸脱］(大分空港、令和6年1月28日発生）

概要
本田航空株式会社所属ホンダ・エアクラフト式HA-420型JA924Hは、令和6年1月28日（日）、大分空港の滑走路01に着陸した際に、進行方向が左に偏向し、同滑走路を逸脱して緑地帯で停止し、自力走行できなくなった。
同機には、機長ほか訓練生及び同乗者1名の計3名が搭乗していたが、負傷者はいなかった。

原因
本重大インシデントは、同機が大分空港の滑走路01に着陸した際、地上滑走中の同機の左方向への偏向に対する的確な対応操作が行われなかったため、滑走路から逸脱し、緑地帯に進入して停止し、自力走行できなくなったものと考えられる。
地上滑走中の同機の左方向への偏向に対する的確な対応が行われなかったことについては、訓練生が、ラダー・ペダルの操作を躊躇したこと及び機長がテイクオーバーしなかったことによるものと推定される。