2025-05-07 オークリッジ国立研究所 (ORNL)
A vacuum-assisted extrusion is leveraged in large-scale additive manufacturing to reduce porosity in printed parts. Credit: Vipin Kumar/ORNL, U.S. Dept. of Energy
オークリッジ国立研究所(ORNL)の研究チームは、大型3Dプリント部品の内部空隙(ポロシティ)を最大75%削減する真空支援押出法を開発しました。この技術は、繊維強化ポリマー材料の押出工程中に真空ホッパーを組み込み、ガスを除去して空隙の形成を抑制するものです。その結果、繊維含有量が異なる場合でも、ポロシティを2%未満に抑えることに成功しました。この成果は、航空宇宙、自動車、防衛分野で使用される大型構造物の強度と耐久性を向上させ、3Dプリント技術の実用化を促進する可能性があります。現在はバッチ処理に対応していますが、ORNLは連続成形システムへの応用に向けた特許出願中の技術開発も進めています。
<関連情報>