2025-03-28 新エネルギー・産業技術総合開発機構,日本郵船株式会社,株式会社IHI原動機,日本海事協会
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「グリーンイノベーション基金」事業の一環として、日本郵船株式会社と株式会社IHI原動機が共同で開発したアンモニア燃料タグボート「魁(さきがけ)」の実証航海が完了しました。本船は2024年8月に竣工し、東京湾での曳船業務に従事しながら3カ月間の実証航海を実施。その結果、最大約95%の温室効果ガス(GHG)排出削減を達成しました。この成果は、アンモニアが船舶用次世代燃料として実用可能であることを示すもので、海運業界のカーボンニュートラル実現に向けた重要な一歩となります。今後も本船は東京湾での曳航作業を継続し、さらなる知見の蓄積が期待されています。
図1 アンモニア燃料タグボート「魁」(さきがけ)
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