南極隕石447個を新たに分類、352個を再分類しデータを更新 ~Meteorite Newsletter Volume 29を発行~

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2024-08-20 国立極地研究所

447個の南極隕石を新たに分類、352個を再分類・データ更新し、その結果を掲載した「Meteorite Newsletter Volume 29」を発行しました。

新たに分類した隕石はYamato -79, -81, -86, 98, 00(それぞれ第20, 22, 27, 39, 41次隊)、Belgica 98隕石(第39次隊)、Asuka-87, -88隕石(第29次隊)、Asuka 09, 12および19隕石(それぞれ第51,54次およびBELARE2019-2020)です。(注1)

この中には、炭素質コンドライト3個やエンスタタイトコンドライト27個など、石質隕石439個が含まれています(写真1)。また8個の隕鉄の分類を行いました(写真2)。

公表した隕石は申請を受付け、審査後に世界各地の研究機関へも配分されます。

南極隕石447個を新たに分類、352個を再分類しデータを更新 ~Meteorite Newsletter Volume 29を発行~
写真1:Yamato 980685 EH4。極地研最大のEコンドライトコレクション。原重量は2350.0g。

写真2:Yamato 980141 IVAに分類される鉄隕石。原重量は551.4g。

注1

Yamatoで表記されるやまと隕石は、昭和基地から南西に350kmに位置するやまと山脈の周囲に分布する裸氷帯で採集されました。Asukaで表記されるあすか隕石は、セールロンダーネ山地周辺の裸氷帯(ナンセン氷原およびバルヒェン氷原)で採集されました。

1702地球物理及び地球化学
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