5月8日から発生している太陽フレアのGNSS測位への影響(第2報)

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2024-05-20 国土地理院

  • カーナビやスマホなど一般的な測位方式では、13日以降、大きな影響は確認されていません。
  • 精査の結果、5月11日深夜から12日早朝にかけて測量を実施した場合、特定の時間帯において電離層の乱れの影響を受けた可能性があります。
カーナビやスマホなど一般的なGNSS測位方式

電子基準点のデータを解析したところ、5月13日以降、大きな影響は確認されていません(図1)。

図1_一般的なGNSS測位方式による位置の変化

図1 一般的なGNSS測位方式による位置の変化。電子基準点「つくば1」の30秒ごとの測位結果の誤差を示す。

測量で用いられるGNSS測位方式

電子基準点データを精査したところ、11日深夜から12日早朝にかけて測量を実施した場合、特定の時間帯において電離層の乱れの影響を受けた可能性があります(図2)。

図2_短時間の測量で用いられる測位方式による位置の変化

図2 短時間の測量で用いられる測位方式による位置の変化。電子基準点「新富」を固定点として「佐土原」を30秒ごとに解析した場合の結果。青のハッチは電離層の乱れの影響を受けた可能性がある時間帯。

測量事業者の皆様へ

測量作業において当該期間にGNSS観測を実施した場合は、通常どおり点検を実施のうえ、問題ないことを確認してください。なお、公共測量についてのご相談は、下記の窓口又は各地方測量部の担当窓口までお願いします。

関連サイト
問い合わせ先

電子基準点に関すること
国土地理院 測地観測センター 電子基準点課
公共測量に関すること
国土地理院 企画部 測量指導課

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1702地球物理及び地球化学
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