2024-04-25 京都大学
合成・生物化学専攻の清水大貴助教、松田建児教授、大阪大学大学院基礎工学研究科の五月女光助教、宮坂博特任教授の共同研究チームは、ジラジカルと呼ばれる物質が示す2つの電子スピン状態が、色で区別可能な「スピン異性体」として扱いうることを示しました。
本研究は米国現地時間2024年4月8日、米国化学会が発行する学術誌『ACS Central Science』オンライン版に掲載されました。
研究詳細
電子のスピンに基づく新しい「異性体」を提唱―スピン状態を色で見分けられる分子を創製―
研究者情報
清水 大貴
松田 建児
書誌情報
タイトル
“Optically Distinguishable Electronic Spin-isomers of a Stable Organic Diradical”
(光学的に区別可能な安定有機ジラジカルの電子スピン異性体)
著者
Daiki Shimizu*, Hikaru Sotome, Hiroshi Miyasaka, Kenji Matsuda*
掲載誌
ACS Central Science