Global ice loss increases at record rate
「政策の科学」関連 海外情報(UKRI記事) 元記事公開日: 2021/1/28
新しい研究によると、地球全体で氷の消失速度が加速している。リーズ大学が率いる科学者たちは、衛星データを使用して世界の氷の減少について調査し、地球の氷の消失率が過去30年間で著しく増加し、1990年代の年間0.8兆トンから、2017年までに年間1.3兆トンに増加したことを発見した。1994年から2017年の間に28兆トンの氷が失われており、これは、英国全体を覆う100メートルの厚さの氷床に相当する。世界中の氷が溶けると、海面が上昇し、沿岸地域の洪水リスクが高まり、野生生物の自然の生息地が消滅する恐れがある。調査は、21万5,000の山岳氷河、グリーンランドと南極の極地の氷河、南極の周囲に浮かぶ棚氷、北極海と南極海に漂う海氷を対象とした。氷床消失は、主に南極とグリーンランドの極地で急増している。
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