2026-01-29 スウェーデン王立工科大学(KTH)
スウェーデン王立工科大学(KTH)の研究者が、海洋中のマイクロプラスチックの動きと蓄積場所を詳しく追跡する新たなモデリングツールを開発している。マイクロプラスチックは家庭や産業から放出され、海流や波によって広範囲に移動し、生態系や人間の健康に深刻な影響を与える可能性がある。開発中のツールは「ラグランジアン」方式を採用し、海水中で個々のプラスチック粒子がどのように移動するかを時間とともに追跡する。モデルは海流、波、温度などの環境データを取り入れ、バイオファウリングや温度変化による浮力の変化など、粒子に影響するさまざまな要素を含む。これにより、粒子が沿岸、島周り、深海底にどのように分布するかを予測できる。また、モデルはバルト海を対象としており、特に敏感な海洋環境の保全を目的としている。ただし、研究者は大量のマイクロプラスチックを海から技術的に除去することの困難さを指摘し、発生源での削減の重要性も強調している。

The illustration shows how microplastics, released from ten major rivers, spread across the surface of the Baltic Sea.
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