2024-07-09 愛媛大学
愛媛大学地球深部ダイナミクス研究センター(GRC)の研究者らは、月マントルを模擬したガーネットを多く含む岩石試料の音速を、放射光と超音波を用いた大容量プレス装置で測定することに成功しました。この結果は、月深部にガーネットが大量に存在することを示唆しており、ガーネットの存在は月の形成、組成、内部ダイナミクスの理解に重要な意味を持ちます。
月マントル深部におけるガーネットに富む層
論文情報
掲載誌:Earth and Planetary Science Letters
題名:Sound velocities in lunar mantle aggregates at simultaneous high pressures and temperatures: Implications for the presence of garnet in the deep lunar interior
(和訳)高圧高温下での月マントル物質の音速:月深部にガーネットが存在することを示唆
著者:Marisa C. Wood, Steeve Gréaux, Yoshio Kono, Sho Kakizawa, Yuta Ishikawa, Sayako Inoué, Hideharu Kuwahara, Yuji Higo, Noriyoshi Tsujino, Tetsuo Irifune
DOI:10.1016/j.epsl.2024.118792
URL:https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0012821X24002255?via%3Dihub
本件に関する問い合わせ先
愛媛大学地球深部ダイナミクス研究センター
Steeve Gréaux(スティーブ・グレオ)