2023-12-27 NASA
This image revealing the north polar region of the Jovian moon Io was taken on October 15 by NASA’s Juno. Three of the mountain peaks visible in the upper part of image, near the day-night dividing line, were observed here for the first time by the spacecraft’s JunoCam.
Image data: NASA/JPL-Caltech/SwRI/MSSS, Image processing by Ted Stryk
◆NASAのジュノ宇宙機が、12月30日に木星の衛星イオに対して20年ぶりに最接近のフライバイを行います。約930マイル(約1,500キロメートル)の距離まで接近し、ジュノはイオの火山活動に関するデータを大量に収集する予定です。このフライバイは、ジュノが拡張ミッションの3年目に入る中で行われ、2024年2月3日にはさらにイオに対する超接近フライバイが予定されています。
◆ジュノはこれまでにイオの火山活動を監視し、木星の他の衛星であるガニメデやヨーロッパにも接近観測を行っています。今回のフライバイでは、ジュノの3つのカメラが活動し、イオの表面の熱のシグネチャを捉えるJIRAMや、最高解像度の表面画像を提供するStellar Reference Unit、可視光のカラー画像を撮影するJunoCamなどが使用されます。ジュノCamにはラディエーションの影響が見られますが、ミッションは工学チームの対策によって続行されます。
◆ミッションはジュノの軌道を変更し、新たなイオの遠隔フライバイを追加しました。イオの引力により、ジュノの木星周回軌道が変化し、2024年4月以降はジュノはジュピターの上層大気を調査する一連のオカルテーション実験を行います。これにより、木星の形状や内部構造に関する重要な情報が提供されます。
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