2023-06-09 日産自動車
横浜、日本– 日産は本日、開発中のLIDARベースの先進運転支援技術の別のデモンストレーションを実施しました。この技術には交差点衝突回避機能が搭載されています。ここの日産施設で開催されたイベントでは、交差点のより複雑な環境で特定の自動衝突回避操作を実行するこの技術の能力が披露されました。
日産自動車常務執行役員 研究・先進技術本部長の浅見隆夫氏は、「この技術の開発は、当社の長期ビジョンであるNissan Ambition 2030に基づいて進められています。2020年代半ばまでに次世代LIDAR技術を活用した衝突回避技術の開発を目指します。日産は、お客様が安心して利用できる将来の自動運転技術の開発を目指し、現実世界で発生する複雑な事故を解析し、あらゆる事故シナリオの徹底理解に取り組んでいます。私たちの取り組みは、事故回避を大幅に改善することを目的としています。」
この技術は、次世代LIDARを活用したグラウンドトゥルース認識技術に基づいた交差点衝突回避のための新しい制御ロジックを特徴としています。物体の速度、位置、横方向からの衝突の潜在的な危険性を検出できます。緊急時にブレーキを掛けたり、潜在的なリスクを回避した場合にはブレーキを解除したりするなど、状況の変化に瞬時に対応できるよう設計されています。
交差点でのドライバーのミスによって引き起こされる事故は、残念ながら重大な結果を招く可能性があります。したがって、開発中のシステムは、高度なセンシング機能と意思決定機能を通じて、困難な状況において改善された支援を提供できるように設計されています。
