0403電子応用 室温で単一スキルミオンの電流駆動に成功 ~スキルミオンの電子デバイスへの応用に期待~ 室温で単一の「スキルミオン」を電流によって駆動することに成功し、その動的な振る舞いを観察しました。スキルミオンを用いた電子デバイスへの応用研究に寄与するものと期待できます。 2021-11-25 0403電子応用
1600情報工学一般 量子コンピューターでも解読できない安全な暗号技術を開発 量子コンピューターでも解読できない新たなデジタル署名技術を開発し、既存の方式と比較して約3分の1まで公開鍵のデータサイズを削減することに成功しました。開発したデジタル署名技術「QR-UOV署名」は、多変数多項式問題の難しさを安全性の根拠としており、公開鍵および署名のデータサイズが小さいことが特徴です。 2021-11-24 1600情報工学一般
0505化学装置及び設備 数十億枚のナノシートが協働する波運動~繊毛運動のような輸送機能を実現~ 数十億枚もの無機ナノシートを水中で協働させることで、繊毛運動のような輸送機能を示す波運動を実現しました。無数のナノユニットを集積・連動させて、精密機械のような動的システムを構築するための新たな設計指針になると期待できます。 2021-11-21 0505化学装置及び設備
0502有機化学製品 120年の歴史を塗り替える:ペースト状グリニャール試薬の合成に成功 環境に有害な有機溶媒の使用を最小限に抑えたグリニャール試薬の新しい調製法を開発。ボールミルという粉砕機を用いることで、実験操作の大幅な簡便化と溶媒使用量の激減に成功。 2021-11-19 0502有機化学製品
1700応用理学一般 面直スピンによる有効磁場の発現 ~垂直磁化膜の高効率な磁化反転へ~ トポロジカル反強磁性体Mn3Sn(Mn:マンガン、Sn:スズ)単結晶薄体の表面に蓄積する面直スピン(面直スピン蓄積)を用いて、有効磁場(フィールドライクトルク:FLトルク)を発現させることに成功しました。 2021-11-19 1700応用理学一般
1700応用理学一般 鉄シリコン化合物における新しいトポロジカル表面状態 地球上に豊富に存在する鉄(Fe)とシリコン(Si)から成る化合物FeSiにおいて強いスピン軌道相互作用を示す表面状態が現れることを発見し、その表面状態を用いてスピントロニクス機能を実現しました。FeSiの表面状態の特徴が結晶内部の電子状態のトポロジーに由来していて、現代の電気分極理論で用いられる幾何学的位相の概念に関連していることを解明しました。 2021-11-18 1700応用理学一般
0405電気設備 炭素電極を備えたペロブスカイト太陽電池の性能が光照射で回復 炭素電極を備えたペロブスカイト太陽電池の性能が光照射によって回復するメカニズムを提唱し、ペロブスカイト太陽電池で世界最長となる屋外環境20年相当の寿命(耐久性)を加速劣化試験(ダンプヒート試験および熱サイクル試験、共にIEC 61215:2021を準拠、規格に対して試験期間を3倍に延長)により実証しました。 2021-11-15 0405電気設備
1601コンピュータ工学 さまざまな計算を何ステップでも実行できる万能な光量子プロセッサーを開発 「究極の大規模光量子コンピューター」方式の心臓部となる計算回路である独自の光量子プロセッサーの開発に成功しました。その光量子プロセッサーが、回路構成の変更なしに、情報を乗せた1個の光パルスにさまざまな種類の計算を複数ステップ実行できることを示しました。 2021-11-15 1601コンピュータ工学
1602ソフトウェア工学 自動運転における重大な問題をシミュレーションで検出する技術を開発 自動運転システムのシミュレーションにおいて、急加速や急ハンドルが起きているなど事故につながるような複合的で重大な問題が発生するシミュレーションシナリオを効率良く自動で見つける技術を開発しました。 2021-11-15 1602ソフトウェア工学
1700応用理学一般 磁石の中の竜巻(スキルミオンひも)の3次元形状の可視化に成功 ~新しい磁気情報処理手法の開拓に期待~ 磁性体の中に存在する「スキルミオンひも(電子スピンが作る竜巻構造)」の3次元形状を可視化することに、世界で初めて成功しました。CTスキャンの原理を応用することで、その3次元形状の直接観測に成功しました。 2021-11-12 1700応用理学一般
1700応用理学一般 電子の集団振動で光子を量子ドットへ運ぶ~表面プラズモンアンテナにより量子インターフェースの高効率化に成功~ 表面プラズモンポラリトンという光で励起される電子の集団振動を利用して、半導体横型量子ドットへの光子の照射をより効率的に行うことが可能であることを世界で初めて明らかにしました。 2021-11-12 1700応用理学一般
0105熱工学 熱の流れに量子効果が与える影響の解明 ~エネルギーロスのない熱流の発見と、量子熱機関への応用~ 量子的な状態の重ね合わせが熱の流れにどのように影響するかの系統的な規則を理論的に明らかにしました。この規則によれば、適切な種類の量子重ね合わせを大量に用意することで、マクロな大きさの、エネルギー損失のない熱の流れを作ることができます。この効果を用いることで、少なくとも理想化されたモデルの上では、発電機・エンジン・冷却器などを始めとした熱機関の性能が大幅に向上することが分かりました。 2021-11-05 0105熱工学