理化学研究所

結晶にも液晶にも液体にも分類されない新物質を発見 1701物理及び化学

結晶にも液晶にも液体にも分類されない新物質を発見

キラル分子が単結晶のような規則構造をもつ「液滴」を自発的に形成、さらに構造秩序を崩さずに一方向に回転しながら流れる現象を発見した。
ストロンチウム光格子時計の実効的魔法条件の決定 1700応用理学一般

ストロンチウム光格子時計の実効的魔法条件の決定

「光格子時計」の高精度化に向けて、光格子レーザーによる共鳴周波数のずれ(光シフト)を高次の効果まで含めて精密に評価した結果、光シフトの影響を最小とする光格子の「実効的魔法条件」を導き出した。
スピントロニクスにおける新原理「磁気スピンホール効果」の発見 0403電子応用

スピントロニクスにおける新原理「磁気スピンホール効果」の発見

反強磁性金属Mn3Snを用いてスピントロニクス素子を作製し、結晶表面にスピン蓄積を確認した。外部磁場の向きを変化させながら印加することでMn3Snの微小磁化の向きを反転させ、蓄積したスピン極性が変化する「磁気スピンホール効果」を発見した。
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超分子重合により「電気信号と光信号に演算的に作動する機能性液晶素子」を開発 0403電子応用

超分子重合により「電気信号と光信号に演算的に作動する機能性液晶素子」を開発

ただ混ぜるだけで、電気信号と光信号に演算的に応答する機能性液晶素子を開発した。二種類の機能性パーツが自発的に融合して一義的な階層構造を形成することを可能にした「超分子重合」の新戦略。多段階の製造工程を大幅に簡略化できる。
超柔軟ナノメッシュセンサーで、拍動するヒトiPS心筋細胞シートの表面電位を計測 0601紡糸、加工糸の方法及び設備

超柔軟ナノメッシュセンサーで、拍動するヒトiPS心筋細胞シートの表面電位を計測

数層のナノファイバーからなるナノメッシュ構造を電極に応用し、細胞とほぼ同様 な柔らかさを持つセンサーの開発に成功した。
世界最短波長「超蛍光」の観測~新たなコヒーレント光源の開発に向けて~ 1701物理及び化学

世界最短波長「超蛍光」の観測~新たなコヒーレント光源の開発に向けて~

励起された原子集団が協調して発光する「超蛍光」をX線自由電子レーザー施設「SACLA」を用いて、初めて紫外線領域で観測。X線自由電子レーザーの「コヒーレンス」と独自に開発した装置を組み合わせて、通常起こらないはずの超蛍光を実現した。
回転軸の傾きがそろわない原始惑星系円盤 1701物理及び化学

回転軸の傾きがそろわない原始惑星系円盤

「アルマ望遠鏡]」を用いて、成長途上にある若い「原始惑星系円盤」を観測し、円盤の回転軸の傾きに内側と外側でずれがあること、円盤内部で星間塵が合体成長し始めている可能性があることを見いだした。
植物由来抗がん剤の仕組み 0502有機化学製品

植物由来抗がん剤の仕組み

抗がん作用を持つ植物由来の翻訳阻害剤「ロカグラミドA」の作用分子メカニズムを解明した。
結晶の中でタンパク質の”生きた状態”の観察に成功 1701物理及び化学

結晶の中でタンパク質の”生きた状態”の観察に成功

銅アミン酸化酵素の触媒反応の際に起こる構造変化を大型放射光施設SPring-8での実験により精密に解析することに成功した。
巨大ブラックホール周辺の磁場を初めて測定~ブラックホールコロナの加熱メカニズム特定へ~ 1701物理及び化学

巨大ブラックホール周辺の磁場を初めて測定~ブラックホールコロナの加熱メカニズム特定へ~

アルマ望遠鏡を用いて90~230GHzの電波帯域で二つの活動銀河の中心領域を高感度・高分解能で観測した。その電波放射成分から導かれたコロナの磁場強度は、従来の理論予測よりもはるかに小さく、磁場ではコロナを十分に加熱できないことが判明した。
エッジデバイス上で高精度な認識処理を実現する深層ニューラルネットワークのコンパクト化技術を開発 1602ソフトウェア工学

エッジデバイス上で高精度な認識処理を実現する深層ニューラルネットワークのコンパクト化技術を開発

深層学習によって得られるAIである「深層ニューラルネットワーク(DNN)」のコンパクト化技術を開発した。DNNの性能を維持したままパラメーターを80%削減でき、エッジデバイス上で高精度な音声や画像などの認識処理を動作させることが可能となる。
温度応答性ナノカプセル 0502有機化学製品

温度応答性ナノカプセル

両親媒性ポリペプチドとリン脂質を共集合させることで、温度に応じて内包分子を放出できるナノカプセルの開発に成功した。
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