東北大学

「はやぶさ2」初期分析チーム 2021年6月より試料の分析開始 1701物理及び化学

「はやぶさ2」初期分析チーム 2021年6月より試料の分析開始

「はやぶさ2」が持ち帰った粒子は、2021年6月ごろより、プロジェクト内の初期分析チームで詳細分析される。一年間の分析で、太陽系の起源と進化、地球の海や生命の原材料物質に関する成果をあげることをめざす。初期分析は、日本を中心に14カ国、109の大学と研究機関、269名が参加する国際チームで進めていく。6つのサブチームに分かれ、全体の統括は東京大学の橘 省吾 教授が担当する。
コヒーレント回折イメージングがワンショットで可能に~三角形でエッジの鋭い開口が鍵~ 2004放射線利用

コヒーレント回折イメージングがワンショットで可能に~三角形でエッジの鋭い開口が鍵~

1枚の回折強度パターンから広がった試料の実空間像を再構成できるコヒーレント回折イメージング法(CDI)(シングルフレームCDI)を提案・実証した。動的現象を可視化するX線動画撮像としての展開が期待できる。
化学的圧力で単結晶の欠陥を制御して最低熱伝導率を達成 0501セラミックス及び無機化学製品

化学的圧力で単結晶の欠陥を制御して最低熱伝導率を達成

マグネシウム錫化合物の単結晶をホウ素で部分的に置換することで化学的圧力が高くなり、マグネシウムの空孔欠陥の量が増加するとともに、転位の密度が増加することを明らかにした。
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音波による磁石の向きの制御に世界で初めて成功 1700応用理学一般

音波による磁石の向きの制御に世界で初めて成功

表面弾性波から電子のスピンへの角運動量の移動を利用することにより、音波による磁石の向きの制御に世界で初めて成功した。表面弾性波を用いたデバイスは、高精度なバンドパスフィルターとして携帯電話などに内蔵されており、記録素子として広く使われる磁性との融合によりデバイスの高度化が期待できる。
三つの陽子の間にはたらく三体力へのアプローチ ~原子核から中性子星まで、統一的な理解にむけて~ 1701物理及び化学

三つの陽子の間にはたらく三体力へのアプローチ ~原子核から中性子星まで、統一的な理解にむけて~

陽子とヘリウム3原子核の高精度散乱実験を行い、実験的な証拠を掴むのが難しいとされてきた三つの陽子の間に働く三体力にアプローチする手法の開発に成功した。
トポロジカル反強磁性金属の超高速スピン反転を実証 ~テラヘルツ電子デバイスの実現に道~ 1700応用理学一般

トポロジカル反強磁性金属の超高速スピン反転を実証 ~テラヘルツ電子デバイスの実現に道~

物質中の電子がもつ磁石としての性質、すなわちスピンの反転速度が反強磁性金属では10ピコ秒と極めて速いことを実証した。
銅酸化物高温超伝導体の電子状態の定説が覆る ~一次元的な動きの重ね合わせをコンプトン散乱で初観測~ 1700応用理学一般

銅酸化物高温超伝導体の電子状態の定説が覆る ~一次元的な動きの重ね合わせをコンプトン散乱で初観測~

銅酸化物高温超伝導体の電子は二次元的な運動をしているという35年間の定説とは異なり、一次元的な運動が重ね合わさった状態であることを見出した。
結晶のキラリティ制御で向きが反転する光電流を発見 ~光スピントロニクスへの応用に期待~ 0403電子応用

結晶のキラリティ制御で向きが反転する光電流を発見 ~光スピントロニクスへの応用に期待~

二次元有機・無機ハイブリッドペロブスカイトにおいて、キラリティの制御が可能な重元素から成る新しい半導体の材料設計に成功し、結晶構造のキラリティを反映した光電流が発生することを発見した。
超伝導における疎と密のクロスオーバーを実現~2次元結晶を用いて素粒子の普遍的な性質を明らかに~ 0403電子応用

超伝導における疎と密のクロスオーバーを実現~2次元結晶を用いて素粒子の普遍的な性質を明らかに~

層状窒化物・塩化窒化ジルコニウム(ZrNCl)2次元結晶の超伝導状態を、イオンゲート法によって電子密度を制御することにより、通常の超伝導体が属する、電子が高密度の極限から、低密度極限への移り変わり(クロスオーバー)を実現した。
スピントロニクス疑似量子ビットを従来比100倍超に高速化 1700応用理学一般

スピントロニクス疑似量子ビットを従来比100倍超に高速化

スピントロニクス技術を用いた擬似的な量子ビット(確率ビット:Pビット)で1秒間に1億回以上状態を更新する重要技術を開発し、エントロピーの概念を非平衡動的磁化過程へ導入することでPビットの高速動作原理を解明。
稀少な超原子核「グザイ核」の質量を初めて決定~原子核の成り立ちや中性子星の構造を理解する新たな知見~ 1701物理及び化学

稀少な超原子核「グザイ核」の質量を初めて決定~原子核の成り立ちや中性子星の構造を理解する新たな知見~

2021-03-02 岐阜大学,日本原子力研究開発機構,東北大学,J-PARCセンター,高エネルギー加速器研究機構岐阜大学教育学部・工学研究科 仲澤和馬シニア教授のグループをはじめとする日・韓・米・中・独・ミャンマーの6カ国26大学・研究機...
カゴメ格子の極薄ナノ結晶でも安定な強磁性 ~磁性ワイル半金属の起源解明に前進~ 1700応用理学一般

カゴメ格子の極薄ナノ結晶でも安定な強磁性 ~磁性ワイル半金属の起源解明に前進~

2021-02-18 東北大学,科学技術振興機構ポイント 磁性ワイル半金属Co3Sn2S2のCoカゴメ格子を有するナノサイズの粒状結晶に、垂直磁化の強磁性を初めて検出。 強磁性は磁性ワイル半金属状態を実現するために不可欠な性質。 新省電力素...
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