0505化学装置及び設備 ピンと張られた分子鎖を定量する「羽ばたき型蛍光Force Probe」の開発 約100 pNという微小な力に応答して蛍光色を変化させる分子として、羽ばたき型の蛍光Force Probeを開発しました。これは、亀裂などの破壊が起こる前に、高分子材料の中でどのくらいの比率の分子鎖がピンと張られているかを知る上で最適な新しいタイプの蛍光Force Probeです。 2022-01-14 0505化学装置及び設備
0505化学装置及び設備 極微細トランジスタ構造で1個の水分子の量子回転運動の検出に成功 電流計測により水分子の回転運動の検出に成功しました。1個の水分子がカゴ状のフラーレン分子に内包されたH2O@C60分子に、原子スケールのギャップを持つ電極を形成し、H2O@C60単一分子トランジスタ構造に流れるトンネル電流を計測することにより、水分子がフラーレン分子内で行なう量子力学的な回転運動の検出に成功しました。 2022-01-11 0505化学装置及び設備
1700応用理学一般 電子のスピンを駆動力とするナノモーターを提案 電子の自転運動「スピン」を駆動力とするナノモーターを提案し、その駆動メカニズムに関する量子論を構築しました。微小機械の回転駆動に関する新技術へつながることが期待されます。 2022-01-05 1700応用理学一般
0403電子応用 秩序と乱れが共存した高性能な液晶性有機半導体を開発~電子回折により液晶が凍結した分子配列構造を確認~ 分子配列の秩序と乱れが共存した高性能な液晶性有機半導体を開発し、その極薄膜が液晶凍結状態であることを、クライオ電子顕微鏡を用いた電子線結晶構造解析により捉えることに成功しました。 2021-12-23 0403電子応用
1700応用理学一般 強磁場発生装置を用いない量子抵抗標準素子の開発に成功 トポロジカル絶縁体を応用、国家計量標準と同等精度の電気測定がより手軽に 021-12-14 産業技術総合研究所 ポイント 新材料トポロジカル絶縁体を応用することで、強磁場発生装置が不要な量子抵抗標準素子を開発 素子の品質向上により安定性を大... 2021-12-14 1700応用理学一般
0403電子応用 オングストローム世代半導体製造技術での 磁気抵抗メモリー基盤技術を確立 高速書き込み動作を特徴づける時定数を制御できる磁気トンネル接合(MTJ)(STT-MRAMの情報記憶素子)の構造を提案し、5ナノメートル以下の直径を持つMTJ素子で3.5ナノ秒までの高速書き込み動作を実証しました。これは、STT-MRAMが将来のオングストローム世代半導体製造技術でのSRAMや高速DRAMの代替として使えることを示す重要な成果です。 2021-12-14 0403電子応用
1702地球物理及び地球化学 超深海の変質したマントル岩石の内部で炭素を含む海水が循環していることを明らかに 伊豆・小笠原海溝の水深6,400メートルの陸側岩盤を調査・分析した結果、炭素を含む海水が前弧マントル内を数万年以上かけて循環していたことが明らかとなった。沈み込み帯浅部の前弧マントルは、数万年以上炭素を保持できる炭素貯蔵庫である可能性が示され、深海生命活動との関係解明が期待される。 2021-12-04 1702地球物理及び地球化学
1601コンピュータ工学 スピントロニクスで脳型コンピューター向け新素子 ~ニューロンとシナプスの機能を一体化~ スピントロニクス技術に基づくニューロンとシナプスが統合された人工構造を作製し、脳における「同期の制御」の機能を初めて実現しました。ニューロンとシナプスの機能が一体化されたスピントロニクス素子技術を開発。連結されたスピントロニクス振動子(ニューロン)間の同期発振の起きやすさをメモリスタ(シナプス)により不揮発に制御することに成功 2021-11-30 1601コンピュータ工学
1702地球物理及び地球化学 最終氷期の沖縄はどのくらい寒かったのか? 〜貝化石と鍾乳石による新しい地質考古学的手法からの復元〜 洞穴遺跡から出土した貝化石と鍾乳洞の鍾乳石(石筍)を用いた新しい地質考古学的手法を構築した。その手法を使用し、最終氷期における沖縄の気温を季節レベルの高時間分解能で復元することに成功した。 2021-11-10 1702地球物理及び地球化学
1701物理及び化学 J-PARCハドロン実験施設で奇妙な粒子と陽子の散乱現象を精密に測定 大強度陽子加速器施設J-PARCのハドロン実験施設で、ハイペロンの一種であるシグマ粒子を大量に生成し、そのシグマ粒子と陽子の散乱の角度分布を高精度で測定することに世界で初めて成功しました。 2021-11-08 1701物理及び化学
1701物理及び化学 すばる望遠鏡、塵のベールに包まれた原始銀河団の謎を解く すばる望遠鏡などを用いた観測によって、プランク衛星で見つかった非常に明るいサブミリ波源 (PHzG237.01+42.50) が、約 100 億年前の宇宙にある、塵に覆われた「原始銀河団」であることを突き止めました。 2021-10-27 1701物理及び化学
1700応用理学一般 トポロジカルスピン構造から生じる磁気光学応答の観測に成功 カイラル磁性体MnGeの薄膜において、トポロジカル磁気構造の形成に由来する巨大な磁気光学効果を発見しました。 2021-10-14 1700応用理学一般