東京大学

創発インダクタの室温動作を実証 ~インダクタ素子の微細化に向けた飛躍~ 0403電子応用

創発インダクタの室温動作を実証 ~インダクタ素子の微細化に向けた飛躍~

「創発電磁場」と呼ばれるナノ磁気構造がもたらす巨大な実効電磁場を利用した「創発インダクタ」の室温動作に成功した。創発インダクタの応用化に向けて課題となっていた動作温度の飛躍的な向上を実現したもので、身の回りの電気機器に必要な素子の1つであるインダクタの微細化につながることが期待できる。
地震の破壊はなぜ止まるのか? ~2016年鳥取県中部地震の断層サイズを決めたもの~ 1702地球物理及び地球化学

地震の破壊はなぜ止まるのか? ~2016年鳥取県中部地震の断層サイズを決めたもの~

2018年鳥取県中部地震の余震観測データの解析を行った。余震の初動分布の詳細な解析により、初めて震源断層の正確な位置、特にその両端の位置を把握することが出来た。両端付近において、断層をすべらせる力が局所的に小さかったために、本震の破壊がそこで止まったことがわかった。
逆転の発想『ラビ振動分光』でミュオニウム原子を精密に測定 1701物理及び化学

逆転の発想『ラビ振動分光』でミュオニウム原子を精密に測定

たった1つの周波数に対する時間応答から共鳴周波数を求められる新しい原子分光法「ラビ振動分光」を編み出し、ミュオニウム原子の超微細構造を精密に決定することに成功した。
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熱と量子の揺らぎを発現する深層学習モデルを発見 1700応用理学一般

熱と量子の揺らぎを発現する深層学習モデルを発見

深層学習モデルを用いることで、熱および量子的な揺らぎの双方が内在する現象を、精密かつ高速に計算できることを発見した。
量子コンピューターのワイルドカードとなる粒子を解明 1700応用理学一般

量子コンピューターのワイルドカードとなる粒子を解明

2次元的な平面構造をもつある種の磁性体において現れる「非可換エニオン」と呼ばれる粒子(正確には準粒子)の性質を解明した。
亀裂が広がる速度を決めるメカニズムを解明 0504高分子製品

亀裂が広がる速度を決めるメカニズムを解明

ゴム材料に加える外力が一定値を超えると、亀裂が広がる速度が急激に上がることが知られている。この現象が、亀裂先端でゴムからガラスへと状態が変わることによって生じることを明らかにした。
水処理膜のナノチャネルがもつ特性を計算科学で解明:水分子の動きを活発化させる水素結合の仕組み 1700応用理学一般

水処理膜のナノチャネルがもつ特性を計算科学で解明:水分子の動きを活発化させる水素結合の仕組み

スーパーコンピュータによりナノサイズの穴で水をきれいにする膜のシミュレーション基盤を新たに構築し、分子の自己集合によるナノ構造の観測に成功した。水分子を、水処理膜の中のナノチャネルという超微小空間で安定化させ、その一つ一つが次々に繋がって動きを活発化させる水素結合の仕組みを解明した。
量子コンピューターのワイルドカードとなる粒子を解明 1700応用理学一般

量子コンピューターのワイルドカードとなる粒子を解明

2次元的な平面構造を持つある種の磁性体において現れる「非可換エニオン」と呼ばれる粒子(正確には準粒子)の性質を解明した。
東京大学とIBM、日本初のゲート型商用量子コンピューターを始動 1601コンピュータ工学

東京大学とIBM、日本初のゲート型商用量子コンピューターを始動

ゲート型商用量子コンピューティング・システム「IBM® Quantum System One」の「新川崎・創造のもり かわさき新産業創造センター(KBIC)」における稼働開始。
一回の反応で基質に3つの酸素原子を導入する 世界初の新奇酸素添加酵素の立体構造基盤を解明 1700応用理学一般

一回の反応で基質に3つの酸素原子を導入する 世界初の新奇酸素添加酵素の立体構造基盤を解明

糸状菌由来エンドペルオキシド含有天然物フミガトノイドAの生合成に関わる、一回の反応で基質に3つの酸素原子を一挙に導入してエンドペルオキシド構築と水酸化を同時に触媒する世界初の新奇非ヘム鉄酸素添加酵素NvfIについて、酵素反応の立体構造基盤を明らかとした。
火星表面の「しわ」状構造から紐解く過去の火星の熱史 1701物理及び化学

火星表面の「しわ」状構造から紐解く過去の火星の熱史

火星表面の「しわ」の形成年代を推定し、37億年前には全球的な大規模な火山活動が停止するほど火星内部が冷やされ、35.5億年前に再開した火山活動が局所的なものにすぎないこと、冷却による惑星の収縮率が35.9~35.5億年前に最も高くなることを明らかにした。
金星の夜間の大気循環を解明 1701物理及び化学

金星の夜間の大気循環を解明

金星探査機あかつきで取得した赤外線画像の解析により、金星をおおう雲の運動を昼夜の区別なく可視化することに成功した。夜間には昼間とは逆に赤道に向かう流れが生じることが判明し、熱潮汐波の寄与が明確となった。
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