北見工業大学

グリーンランド氷床南東部高地の夏季融解量の増加を復元 ~グリーンランド南東ドームアイスコアの高精度年代の構築~ 1702地球物理及び地球化学

グリーンランド氷床南東部高地の夏季融解量の増加を復元 ~グリーンランド南東ドームアイスコアの高精度年代の構築~

2023-10-18 北海道大学,北見工業大学,金沢大学,国立極地研究所,東海国立大学機構,名古屋大学,弘前大学ポイント グリーンランド南東部アイスコアの1799年~2020年の年代スケールを半年という高精度で確立。 北極域の温暖化に伴って...
南極で海氷大流出の観測に成功~昭和基地のあるリュツォ・ホルム湾定着氷の崩壊機構解明にむけて~ 1702地球物理及び地球化学

南極で海氷大流出の観測に成功~昭和基地のあるリュツォ・ホルム湾定着氷の崩壊機構解明にむけて~

2023-05-23 東京大学,国立極地研究所,北見工業大学発表のポイント◆第64次南極地域観測隊にて、2022年12月、昭和基地のあるリュツォ・ホルム湾の定着氷上に波浪センサーを15基設置し、2023年3月から5月にかけ、徐々に定着氷が崩...
超軽量風速計でドローンによる風速計測を実現 ~安全飛行と気象観測に貢献~ 1702地球物理及び地球化学

超軽量風速計でドローンによる風速計測を実現 ~安全飛行と気象観測に貢献~

2022-11-14 国立極地研究所国立極地研究所の猪上淳准教授、北見工業大学の佐藤和敏助教の研究チームは、汎用小型ドローンを用いて、上空の風速と風向を正確に計測するシステムの開発に成功しました(図1)。これまで多く用いられてきた超音波風速...
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過去30年にわたる観測データから南極ドームふじ地域の詳細な基盤地形を解明 〜100万年超のアイスコア掘削に向けて〜 1702地球物理及び地球化学

過去30年にわたる観測データから南極ドームふじ地域の詳細な基盤地形を解明 〜100万年超のアイスコア掘削に向けて〜

2022-10-20 国立極地研究所,東京大学大気海洋研究所,海洋研究開発機構,富山県立山カルデラ砂防博物館,北見工業大学,富山大学,山形大学国立極地研究所の津滝俊助教、藤田秀二教授、川村賢二准教授、東京大学大気海洋研究所の阿部彩子教授を中...
氷結晶の主軸方位分布を深さ2400mにわたり詳細に分析 〜南極ドームふじアイスコアで計測、氷床流動の理解に貢献~ 1702地球物理及び地球化学

氷結晶の主軸方位分布を深さ2400mにわたり詳細に分析 〜南極ドームふじアイスコアで計測、氷床流動の理解に貢献~

2022-10-17 国立極地研究所,北海道大学,北見工業大学国立極地研究所の猿谷友孝特任研究員を中心とする研究グループは、南極ドームふじ基地で掘削された深層アイスコアに含まれる氷の結晶の主軸方位分布を高精度で計測し、気候変動に伴った変化や...
南極昭和基地大型大気レーダー観測で豪州の低気圧予報が改善 〜環境負荷を低減した持続可能な天気予報の精度向上の可能性〜 1702地球物理及び地球化学

南極昭和基地大型大気レーダー観測で豪州の低気圧予報が改善 〜環境負荷を低減した持続可能な天気予報の精度向上の可能性〜

2022-08-23 北見工業大学,国立極地研究所,海洋研究開発機構,東京大学大学院理学系研究科近年、世界中で干ばつや熱波などの極端現象による被害が頻繁に報告されるようになりました。南半球のオーストラリア(以下、豪州)では、猛烈な熱波や時に...
安価なドローンで高精度気象観測を実現 ~極域の持続可能な観測網の構築へ向けて~ 1702地球物理及び地球化学

安価なドローンで高精度気象観測を実現 ~極域の持続可能な観測網の構築へ向けて~

汎用ドローンに気象センサーを取り付け、代表的な高層気象観測システムであるラジオゾンデ観測に対して、どの程度の誤差で気象観測が可能かを調べました。室内実験から、プロペラのローターやバッテリーの排熱の影響を受けない場所を特定するとともに、回転するプロペラが作り出す下降流で気象センサーに必要な十分な通風が得られる最適な場所を見出しました。また、日射の影響を軽減する気象センサーの放射シールドを開発しました。
海洋由来のエアロゾル粒子が南極海上空の雲の性質に影響 〜衛星観測をもとに解明〜 1702地球物理及び地球化学

海洋由来のエアロゾル粒子が南極海上空の雲の性質に影響 〜衛星観測をもとに解明〜

衛星観測で得られた雲の相状態(水雲か氷雲か)を判別できるデータから、南大洋及び南極大陸沿岸域での氷雲の存在割合を調査しました。夏季には、上空の気温が約-10℃以上の環境下で、ほかの温度帯よりも氷雲の存在割合が高く、海洋生物由来の粒子が氷晶の核となり氷雲の形成を促進している可能性が示されました。一方、冬季には、海から大気へ雲の核となる粒子を大量に供給する波しぶきが形成される強風時に、上空の気温が約-20℃以上の環境下で氷雲の存在割合が高くなることが明らかとなりました。
北極海の海氷減少で雲の性質が変化 ~強風による波しぶきにより氷雲の割合が増加~ 1702地球物理及び地球化学

北極海の海氷減少で雲の性質が変化 ~強風による波しぶきにより氷雲の割合が増加~

海洋地球研究船「みらい」の北極海航海で取得した観測データの解析を行い、雲の相状態(水雲か氷雲か)が海上の風や波高で著しく変化することを明らかにしました。しぶきが多量に形成される強風時には、氷晶の核となりうる粒子が海から大気中に多量に供給され、雲の下層部分で氷晶の割合が多くなることが確認されました。
タスマン海の水温上昇が南極半島の異常高温を引き起こす 1702地球物理及び地球化学

タスマン海の水温上昇が南極半島の異常高温を引き起こす

タスマン海の水温が高くなると、南極大陸周辺の上空に存在する強風域が通常の年より南極側にずれます。本来ニュージーランドの東側を通過していた低気圧は、タスマン海の水温が高い年に南極周辺に到達しやすくなり、南極半島に高温をもたらす大気場が形成されやすくなることがわかった。
北極海の結氷予測は「雲」がカギ 1702地球物理及び地球化学

北極海の結氷予測は「雲」がカギ

「みらい」北極海航海データを利用した、数値予報モデルの検証プロジェクトから2021-01-27 情報・システム研究機構 国立極地研究所雲は放射過程を通じて、地球が太陽から受けるエネルギーの収支(熱収支)に大きな影響を与えます。その影響は極域...
ハリケーンや台風の進路予報の精度向上に北極海での気象観測強化が有効 1702地球物理及び地球化学

ハリケーンや台風の進路予報の精度向上に北極海での気象観測強化が有効

気圧の谷の存在で予報精度が悪化していた場合にも精度が改善2020-09-30 北見工業大学,国立極地研究所,海洋研究開発機構近年、ハリケーンや台風により、北米や東アジアなどでは洪水や強風などによる甚大な気象災害の発生頻度が増加しています。こ...
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