京都大学

水素の輸送と貯蔵を簡素化する新液体を開発(New liquid can simplify hydrogen transportation and storage) 0502有機化学製品

水素の輸送と貯蔵を簡素化する新液体を開発(New liquid can simplify hydrogen transportation and storage)

2025-07-15 スイス連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL)EPFLと京都大学の共同研究により、水素を安全かつ効率的に室温で輸送・貯蔵できる新液体「ハイドライド系深共晶溶媒」が開発された。これはアンモニアボランとテトラブチルアンモニウム...
高反応性部位が協調する、新たな低配位元素化学の開拓~2つの二価ゲルマニウム部位を炭素で架橋した分子の動的挙動と反応性~ 0500化学一般

高反応性部位が協調する、新たな低配位元素化学の開拓~2つの二価ゲルマニウム部位を炭素で架橋した分子の動的挙動と反応性~

2025-07-11 京都大学京都大学化学研究所の水畑吉行准教授らは、炭素で架橋された1,3-ビスゲルミレンという新規低配位ゲルマニウム化合物の合成に成功しました。この分子は固体では環状二量体を形成し、溶液中では可逆的に解離する動的挙動を示...
可逆なシステムにおいて時間の矢を持つのは何故か~ある時間反転対称性を持つ系からアナソフ性の証明へ~ 1701物理及び化学

可逆なシステムにおいて時間の矢を持つのは何故か~ある時間反転対称性を持つ系からアナソフ性の証明へ~

2025-07-03 京都大学可逆な時間反転対称性を持つ力学系でも「時間の矢(不可逆性)」が現れる理由について、梅野健教授らの研究グループは、初めて具体的な物理モデルにより証明した。リープフロッグ法という時間反転対称性を保持する数値積分法を...
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世界初、量子超越性と暗号の安全性が等価であることを証明~従来とは異なるアプローチによる量子計算機の優位性を特徴付ける新たな理論的基盤~ 1701物理及び化学

世界初、量子超越性と暗号の安全性が等価であることを証明~従来とは異なるアプローチによる量子計算機の優位性を特徴付ける新たな理論的基盤~

2025-06-27 京都大学京都大学の白川雄貴氏らの研究グループは、量子計算機が古典計算機より優れていること(量子超越性)と暗号の安全性が等価であることを世界で初めて理論的に証明しました。従来不明だった量子超越性の必要十分条件を、暗号理論...
宇宙インフレーション期に、私たちは本当に隣人から孤立していたのか? 1701物理及び化学

宇宙インフレーション期に、私たちは本当に隣人から孤立していたのか?

2025-06-24 京都大学研究チーム(京都大学・北京大学)は、初期宇宙のインフレーション期における原始ブラックホール(PBH)形成の予測精度を高めるため、従来の「セパレートユニバース近似」を拡張し、空間曲率を導入する新たな手法を開発した...
超高容量かつ低コストの鉄系全固体フッ化物イオン二次電池正極材料の開発 0402電気応用

超高容量かつ低コストの鉄系全固体フッ化物イオン二次電池正極材料の開発

2025-06-20 東京科学大学東京科学大学などの研究チームは、鉄・カルシウム・酸素を主成分とする新規正極材料Ca₀.₈Sr₀.₂FeO₂Fₓを開発。全固体フッ化物イオン二次電池に適用し、従来のリチウムイオン電池の2倍超にあたる580 m...
潮汐破壊現象の最高精度の偏光観測~大質量ブラックホールの周囲環境を調査する新たな手がかり~ 1701物理及び化学

潮汐破壊現象の最高精度の偏光観測~大質量ブラックホールの周囲環境を調査する新たな手がかり~

2025-06-19 京都大学京都大学などの国際研究グループは、突発天体AT2023clxを潮汐破壊現象と世界で初めて同定し、すばる望遠鏡などを用いた追跡観測で、超大質量ブラックホール(SMBH)から噴出するガス流と銀河中心の塵トーラス構造...
次世代半導体中の欠陥からの磁場による発光の増強と単一光子発生~量子情報通信のためのデバイスの高性能化への新たなアプローチ~ 0404情報通信

次世代半導体中の欠陥からの磁場による発光の増強と単一光子発生~量子情報通信のためのデバイスの高性能化への新たなアプローチ~

2025-06-12 京都大学京都大学の篠北啓介助教らは、二次元半導体素材WSe₂(タングステン二セレン)中にわずかな欠陥を導入し、微弱な外部磁場を印加することで、単一光子の発光強度を制御できることを発見しました。磁場によって欠陥部位からの...
ツインビーム光源による新たな非線形ラマン分光法の開発~低コスト・小型な高分解能ラマン計測装置へ~ 0403電子応用

ツインビーム光源による新たな非線形ラマン分光法の開発~低コスト・小型な高分解能ラマン計測装置へ~

2025-06-09 京都大学京都大学電子工学専攻の衞藤雄二郎准教授(当時)らの研究グループは、慶應義塾大学と共同で、新たな非線形ラマン分光法を開発しました。本手法は、従来必要だった高価なフェムト秒レーザー複数台の代わりに、チャープ構造を持...
イネの成長調節ホルモンの新しい不活性化機構を解明~イネはジベレリンを段階的に不活性化する~ 1202農芸化学

イネの成長調節ホルモンの新しい不活性化機構を解明~イネはジベレリンを段階的に不活性化する~

2025-06-05 京都大学京都大学化学研究所の石田俊晃氏(研究当時博士課程学生)、増口潔助教、山口信次郎教授らと中国の研究者による国際共同研究チームは、イネの成長を調節する植物ホルモン「ジベレリン」の新たな不活性化機構を解明しました。研...
急速な密度上昇によってプラズマを閉じ込め特性の高い状態に変化させる 2000原子力放射線一般

急速な密度上昇によってプラズマを閉じ込め特性の高い状態に変化させる

2025-06-04 京都大学京都大学エネルギー科学研究科の研究チームは、核融合エネルギー実現に向けて、プラズマの閉じ込め特性を向上させる新たな手法を発見しました。実験装置「Heliotron J」を用い、水素の氷粒子(ペレット)を高速でプ...
二次元半導体ヘテロ界面における磁気バルク光起電力効果の実証~量子力学的な効果を利用した太陽電池デバイスへの新たな設計指針~ 0402電気応用

二次元半導体ヘテロ界面における磁気バルク光起電力効果の実証~量子力学的な効果を利用した太陽電池デバイスへの新たな設計指針~

2025-06-02 京都大学京都大学エネルギー科学研究科とエネルギー理工学研究所の研究チームは、二次元半導体と磁気層状物質を組み合わせたヘテロ界面において、磁気バルク光起電力効果を実証しました。この効果は、従来のp-n接合型太陽電池の限界...
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