九州大学

触媒ナノ粒子の電荷のゆらぎを捉える~その場観察が切り拓くナノ材料・デバイス研究の新次元~ 0501セラミックス及び無機化学製品

触媒ナノ粒子の電荷のゆらぎを捉える~その場観察が切り拓くナノ材料・デバイス研究の新次元~

2025-07-11 九州大学九州大学らの研究チームは、酸化セリウムに担持した金ナノ粒子触媒の表面構造と電荷状態の変化を、実環境模擬下でリアルタイム観察することに成功した。電子線ホログラフィーと環境制御型透過電子顕微鏡を併用し、酸素ガス導入...
金ナノ粒子によるCO酸化反応に新機構を発見~“混成電位駆動型触媒反応”が低温での高活性の鍵に~ 0505化学装置及び設備

金ナノ粒子によるCO酸化反応に新機構を発見~“混成電位駆動型触媒反応”が低温での高活性の鍵に~

2025-07-10 九州大学図 水中における金触媒による常温CO酸化では、CO酸化と酸素還元が、電池を短絡したような状態をつくり、混成電位によって駆動される経路がある。九州大学などの研究チームは、金ナノ粒子(Au NPs)触媒によるCO酸...
励起状態における対称性の破れが光物理特性を制御~ヤーン・テラー歪みによる励起状態の局在化を10フェムト秒の超高速分光で観測~ 1701物理及び化学

励起状態における対称性の破れが光物理特性を制御~ヤーン・テラー歪みによる励起状態の局在化を10フェムト秒の超高速分光で観測~

2025-07-04 九州大学九州大学らの研究チームは、アルミニウム(III)二核錯体の励起状態におけるヤーン・テラー歪みによる対称性の破れを、10フェムト秒超高速分光により世界で初めて観測した。光励起により分子構造がD3対称からC2へ変化...
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面内ひずみを水で調節して2次元MOFの空間反転対称性を破る~巨大分極を示す強誘電イオン伝導体開発のための新構造モチーフ~ 0500化学一般

面内ひずみを水で調節して2次元MOFの空間反転対称性を破る~巨大分極を示す強誘電イオン伝導体開発のための新構造モチーフ~

2025-06-26 九州大学九州大学らの研究チームは、空間反転対称性を破った二次元MOF「₂・H₂O」を開発し、従来の約1000倍の分極を示す強誘電プロトン伝導体であることを発見した。水による面内ひずみで極性が発現し、分極とイオン移動が同...
有機分子の励起状態構造を解明する新手法を開発~高機能発光材料の物性予測の高精度化に道~ 1700応用理学一般

有機分子の励起状態構造を解明する新手法を開発~高機能発光材料の物性予測の高精度化に道~

2025-05-26 九州大学九州大学の安達千波矢教授らの研究チームは、有機分子の励起状態エネルギー構造を高精度で解析できる新たな実験手法を開発しました。特に、一重項(S₁)と三重項(T₁)のエネルギー差が極めて小さい「ゼロギャップ」状態に...
地震の頻度分布と発生効率から見た大地震の切迫度~2016年熊本地震前後の活動への適用~ 1702地球物理及び地球化学

地震の頻度分布と発生効率から見た大地震の切迫度~2016年熊本地震前後の活動への適用~

2025-05-26 九州大学九州大学の松本聡教授は、地震の「b値」と新たに提案した「効率」指標を組み合わせることで、大地震の発生位置を特定する手法を開発しました。「効率」は、地震のモーメントを用いて岩盤がどれだけ効果的に壊れているかを示す...
雲を構成する水と氷の比率が北極温暖化に影響するメカニズムを解明~温暖化予測・異常気象予測の高精度化に期待~ 1702地球物理及び地球化学

雲を構成する水と氷の比率が北極温暖化に影響するメカニズムを解明~温暖化予測・異常気象予測の高精度化に期待~

2025-04-29 九州大学九州大学の中西萌々花氏と道端拓朗准教授は、気候モデルが北極温暖化を過小評価する原因の一つとして、雲を構成する雲粒と氷晶の比率が放射特性に与える影響を解明しました。30の気候モデルを分析した結果、氷晶を過大評価す...
スポラディックE層が巨大磁気嵐によって広域で増強することを発見 ~短波電波を利用する航空管制や海上通信システムの安全な運用への貢献に期待~ 1702地球物理及び地球化学

スポラディックE層が巨大磁気嵐によって広域で増強することを発見 ~短波電波を利用する航空管制や海上通信システムの安全な運用への貢献に期待~

2025-04-23 九州大学​九州大学の研究チームは、巨大磁気嵐が発生した際、地球の電離圏下部に形成されるスポラディックE層(Es層)が広範囲にわたり増強される現象を発見しました。​この研究では、2015年6月に発生した大規模な磁気嵐の際...
磁場強度の変化が引き起こすプラズマ乱流遷移メカニズムの解明~乱流構造形成と相互作用の新たな視点~ 2001原子炉システムの設計及び建設

磁場強度の変化が引き起こすプラズマ乱流遷移メカニズムの解明~乱流構造形成と相互作用の新たな視点~

2025-04-18 九州大学九州大学の研究チームは、プラズマ乱流の遷移メカニズムを解明するため、磁場強度を変化させた実験と数値解析を通じて、乱流から秩序構造(輸送障壁)への変化に伴うエネルギー移動の詳細を明らかにした。具体的には、磁場強度...
家畜の繁殖効率に影響する腸内細菌叢を予測する ~繁殖成績に負の影響を与える因果構造の計算科学的検証~ 1201畜産

家畜の繁殖効率に影響する腸内細菌叢を予測する ~繁殖成績に負の影響を与える因果構造の計算科学的検証~

2025-04-10 九州大学​九州大学大学院農学研究院の田口佑充大学院生、山野晴樹大学院生、髙橋秀之准教授らの研究チームは、黒毛和種の繁殖メス牛を対象に、腸内細菌叢と繁殖成績の関連を解析しました。機械学習と因果推論を用いた分析により、Er...
6600万年前の小惑星衝突がもたらした特殊な海洋環境~メキシコ湾の急速な生命復活はクレーター内の熱水活動により駆動されていた~ 1702地球物理及び地球化学

6600万年前の小惑星衝突がもたらした特殊な海洋環境~メキシコ湾の急速な生命復活はクレーター内の熱水活動により駆動されていた~

2025-04-08 九州大学​九州大学大学院理学研究院の佐藤峰南助教と東京科学大学理学院の石川晃准教授を含む国際研究グループは、メキシコ湾の堆積物に記録された小惑星衝突後約300万年間の化石層序とオスミウム同位体層序を解析し、約6600万...
生命現象における「熱」を視る小さな蛍光分子温度計の開発 ~温度変化による微小な極性変化を蛍光色素で可視化~ 0500化学一般

生命現象における「熱」を視る小さな蛍光分子温度計の開発 ~温度変化による微小な極性変化を蛍光色素で可視化~

2025-03-26 東京科学大学東京科学大学物質理工学院応用化学系と九州大学大学院医学研究院の共同研究チームは、温度変化による微小な極性変化を高精度で可視化する小型の蛍光分子温度計を開発しました。​この新しいソルバトクロミック蛍光色素(F...
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