理化学研究所

ガンマ線バーストのスペクトルと明るさの相関関係の起源 1701物理及び化学

ガンマ線バーストのスペクトルと明るさの相関関係の起源

宇宙最大の爆発現象である「ガンマ線バースト」におけるスペクトルと明るさの相関関係(米徳関係)を、数値シミュレーションによって理論的に再現することに成功した。
抗寄生虫薬などとして期待されるアスコフラノンの生合成マシナリーの解明と 選択的大量生産系の構築に成功 0502有機化学製品

抗寄生虫薬などとして期待されるアスコフラノンの生合成マシナリーの解明と 選択的大量生産系の構築に成功

抗寄生虫、抗腫瘍など多様な生理活性を持つ微生物由来のメロテルペノイド化合物アスコフラノンと、その類縁化合物であるアスコクロリンの生合成経路を解明し、遺伝子操作により、高収量のアスコフラノン選択的生産系の構築に世界で初めて成功した。
植物受精卵でのゲノム編集に成功~増収、耐病性、品質改良など、イネ科作物への応用に期待~ 1202農芸化学

植物受精卵でのゲノム編集に成功~増収、耐病性、品質改良など、イネ科作物への応用に期待~

イネ卵細胞と精細胞を電気融合させる「イネin vitro受精」で作製したイネ受精卵に、新たにポリエチレングリコール(PEG)を用いることで、ゲノム編集ツールなどのさまざまな物質を高効率で導入する方法を確立した。
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人工知能による高精度緑内障自動診断 1600情報工学一般

人工知能による高精度緑内障自動診断

眼底検査装置からのマルチモダリティ画像情報を用いて、緑内障を自動診断できる機械学習モデルを構築した。
量子化されたエネルギー吸収率の観測に成功 1701物理及び化学

量子化されたエネルギー吸収率の観測に成功

2018年に、物質を一方向に揺らした場合のエネルギー吸収率が、物質のより詳細な幾何学的構造である量子計量テンソルと関係していることを理論的に突き止めていた。今回、極低温に冷却したカリウム原子の集団を用いて現象を観測することに成功した。
水を電気分解し続けるマンガン触媒の動作条件を発見 0505化学装置及び設備

水を電気分解し続けるマンガン触媒の動作条件を発見

11カ月以上にわたり安定して水を電気分解(電解)するマンガン(Mn)触媒の開発に成功した。
室温近傍での電場による磁化制御 0400電気電子一般

室温近傍での電場による磁化制御

自発磁化と自発電気分極を有するマルチフェロイック物質である六方晶鉄酸化物において、組成の最適化と高圧酸素アニーリングを行いマルチフェロイック相を室温以上の450Kまで安定化し絶縁性を改善した。電場磁化制御を室温近傍の270K付近で成功。
200ナノメートルの構造を解像できる高解像度X線イメージング検出器の開発 0110情報・精密機器

200ナノメートルの構造を解像できる高解像度X線イメージング検出器の開発

接合層の無い透明な5µm厚の薄膜シンチレーターの開発に成功し、X線撮像の理論限界に近い200nmの解像力を実現した。超大規模集積回路デバイス内部の300nm幅配線の撮像に世界で初めて成功した。
磁区構造を可視化する新しい電子顕微鏡法 0110情報・精密機器

磁区構造を可視化する新しい電子顕微鏡法

磁性材料中の磁区と磁壁を同時に、かつ焦点の合った高い空間分解能で観察できる新しいローレンツ電子顕微鏡法を開発した。磁性体試料に「ホロコーン照明」を行うとともに、フーコー法による磁区観察技術を合わせて、「ホロコーン・フーコー法」を開発した。
新NMR測定法による天然ゴム末端基の解析 0502有機化学製品

新NMR測定法による天然ゴム末端基の解析

新しい核磁気共鳴(NMR)測定法を開発し、市販の天然ゴムシートの末端基の精密な構造解析に成功した。
シルクを接着剤にする~酵素反応により接着性の鍵となるアミノ酸構造をシルクに導入~ 0502有機化学製品

シルクを接着剤にする~酵素反応により接着性の鍵となるアミノ酸構造をシルクに導入~

クモ糸やカイコの繭糸の主成分であるシルクタンパク質を酵素処理することで、接着剤のような物性を付与できることを明らかにした。
タマネギ機能性成分フラボノイドの生産制御因子と関連染色体を特定 1202農芸化学

タマネギ機能性成分フラボノイドの生産制御因子と関連染色体を特定

フラボノイド低含有性のネギと高含有性を有する近縁種シャロットの掛け合わせから得られた添加系統シリーズを用いて、フラボノイド生産に強く関与する染色体と遺伝子を特定した。
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