理化学研究所

新しいメカニズムによる動的量子相転移を発見~反ユニタリー対称性の自発的破れ~ 1701物理及び化学

新しいメカニズムによる動的量子相転移を発見~反ユニタリー対称性の自発的破れ~

周期的に駆動された量子多体系において、「隠れた反ユニタリー対称性の自発的破れ」に起因した新しいメカニズムによる動的な相転移現象を発見した。
超重元素の初めての精密質量測定に成功 〜新元素の新しい原子番号決定法の証明〜 1701物理及び化学

超重元素の初めての精密質量測定に成功 〜新元素の新しい原子番号決定法の証明〜

重イオン加速器施設「RIビームファクトリー(RIBF)」の気体充填型反跳核分離器(GARIS-II)と多重反射型飛行時間測定式質量分光器(MRTOF) を用いて、原子番号105番の超重元素ドブニウム同位体257Dbの質量を精密に測定することに成功した。
スパコンで予言する魅惑の新粒子「チャームダイオメガ」 1701物理及び化学

スパコンで予言する魅惑の新粒子「チャームダイオメガ」

チャームクォーク6個からなる新粒子「チャームダイオメガ(ΩcccΩccc)」の存在を理論的に予言した。
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陽子・反陽子の”離れ業”冷却~消えた反物質の謎を探る画期的なツール~ 1700応用理学一般

陽子・反陽子の”離れ業”冷却~消えた反物質の謎を探る画期的なツール~

陽子と反陽子(陽子の反粒子)などの荷電粒子を1分で20ミリKまで冷却できる画期的な冷却法を開発した。
植物のアンモニウム毒性の原因を解明~将来の高CO2環境に適した作物の開発に期待~ 1202農芸化学

植物のアンモニウム毒性の原因を解明~将来の高CO2環境に適した作物の開発に期待~

高濃度のアンモニウム塩の施肥による植物の生育阻害(アンモニウム毒性)が、プラスチド型のグルタミン合成酵素による過剰なアンモニウムの同化によって起こることを発見した。
乱れた量子系における粒子数揺らぎと量子もつれの成長則を発見 1701物理及び化学

乱れた量子系における粒子数揺らぎと量子もつれの成長則を発見

乱れたポテンシャルを持つ1次元格子上の自由フェルミ粒子系における量子ダイナミクスを理論的に調べ、「系の一部分に含まれる粒子数の揺らぎ」と「量子もつれ」の成長が、古典系の界面成長で知られている「動的スケーリング」で特徴づけられることを明らかにした。
微小な熱流によるナノスケールスキルミオンの駆動に成功 0403電子応用

微小な熱流によるナノスケールスキルミオンの駆動に成功

絶縁体中の直径約60ナノメートルの磁気渦「スキルミオン」のクラスターを微小な熱流によって駆動させることに成功した。廃熱を利用するグリーン情報技術への応用に向けた電子デバイスの開発につながるものと期待。
3個以上のスピンが揃った多電子の読み出しに成功~スピンを使った量子情報処理の高速化・大容量化に期待~ 1600情報工学一般

3個以上のスピンが揃った多電子の読み出しに成功~スピンを使った量子情報処理の高速化・大容量化に期待~

量子ホール効果を使って、スピンが揃ったまま多電子を電子2個に変換することにより、多電子のスピンが揃った状態の読み出しに成功した。これにより、多電子スピンを用いた情報処理が可能となり、情報量の増加や計算ステップ数の削減を通して量子コンピュータの高速化・大容量化などが期待される。
SPring-8・SACLA グリーンファシリティ宣言 1700応用理学一般

SPring-8・SACLA グリーンファシリティ宣言

大型放射光施設「SPring-8」およびX線自由電子レーザー施設「SACLA」を、産官学におけるグリーンイノベーションを目指すさまざまな研究開発活動を一層推進するグリーンファシリティとすることを宣言。持続可能な開発目標(SDGs)や2050年カーボンニュートラルの実現に向けた産官学利用者の研究開発活動を従来に増して強力に支援する。
深層学習による変異検出精度が向上~変異検出ツールDeepVariant最新バージョンの活用拡大に貢献~ 1602ソフトウェア工学

深層学習による変異検出精度が向上~変異検出ツールDeepVariant最新バージョンの活用拡大に貢献~

Google社が開発したオープンソースの変異検出ツール「DeepVariant」の最新バージョン(v1.2)において、全ゲノムシーケンス解析データの変異検出精度を向上させる手法を提案した。
利用環境にあわせてAIの性能と演算量を学習後に調整可能な世界トップレベルの性能のスケーラブルAI技術を開発 1602ソフトウェア工学

利用環境にあわせてAIの性能と演算量を学習後に調整可能な世界トップレベルの性能のスケーラブルAI技術を開発

学習済みのAIを、できるだけ性能を落とさず、演算量が異なる様々なシステムに展開することを可能にする学習方法であるスケーラブルAIを開発した。
レーザー及びデータサイエンスを駆使したリンゴ内健康機能性成分「プロシアニジン」の簡便な計測技術開発 1200農業一般

レーザー及びデータサイエンスを駆使したリンゴ内健康機能性成分「プロシアニジン」の簡便な計測技術開発

「プロシアニジン」はリンゴポリフェノールとも呼ばれ、内臓脂肪の蓄積を抑制するなどの機能性を有する、リンゴに特徴的な健康機能性成分。レーザーポインター程度の微弱なレーザー光を照射する(ラマン分光法)だけでリンゴに含まれる「プロシアニジン」含量を推定することが可能になった。
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