有毒イソシアネートを用いない持続可能なポリウレタン製造法 (Sustainable Polyurethane Production Without Toxic Isocyanate)

2026-02-02 フラウンホーファー研究機構

ドイツのFraunhofer-Gesellschaft傘下の研究チームは、有害なイソシアネートを使わずにポリウレタン(PUR)を合成する新しいプロセスを実現した。従来のポリウレタン製造では健康被害リスクのあるイソシアネートが不可欠だったが、「CO2NIPU」プロジェクトでは、無毒のジカルバメートを代替原料として利用し、原料製造から製品生産まで安全性を大幅に高めた。製造工程では二酸化炭素を利用してジカルバメートを生成し、これをポリオールと混合・加熱することで高品質なPURを得る。反応は従来より時間を要するものの制御性が高く、廃棄物や品質変動を低減できる。また古いPUR素材のリサイクル技術も併せて開発し、持続可能な循環型プラスチック生産への道を拓いている。パイロットプラントでの数百キログラム規模生産も視野に入っている。

有毒イソシアネートを用いない持続可能なポリウレタン製造法 (Sustainable Polyurethane Production Without Toxic Isocyanate)
© Fraunhofer IAP
Medical infusion tubing is often made of polyurethanes. A novel production method developed by Fraunhofer IAP enables the production of high-quality polyurethanes without using toxic isocyanates.

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0504高分子製品
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