2026-01-05 フラウンホーファー研究機構
フラウンホーファー研究機構は、果樹栽培やブドウ栽培における害虫・病原体を早期に検出するための移動型ラボ「PhenoTruck」を開発した。このモバイル実験室は、圃場に直接乗り入れて植物の状態をリアルタイムで解析できる点が特長である。トラックには光学センサー、分光技術、分子生物学的分析装置が搭載され、植物の表現型変化や病原体由来のDNA・RNAを迅速に検出できる。これにより、病害の顕在化前に異常を把握し、農薬使用の最小化や被害拡大の防止が可能となる。取得したデータはAIを用いて解析され、作物の健康状態や感染リスクを高精度で評価する。PhenoTruckは研究用途にとどまらず、実際の農業現場での実装を想定しており、持続可能で精密な農業管理を実現する次世代ツールとして期待されている。

© Fraunhofer IFF
The PhenoTruck® enables fast and reliable identification of harmful organisms directly on site.
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