2400の視点を持つ強力な望遠鏡「4MOST」が初観測に成功(Powerful telescope with 2,400 ‘eyes’ captures first light)

2025-10-21 バース大学

チリのパラナル天文台で、国際共同開発の多天体分光観測施設「4MOST(4-metre Multi-Object Spectroscopic Telescope)」が初光を捉えた。4MOSTは南半球最大の分光サーベイ望遠鏡で、2,400本の光ファイバーを用い、同時に18,000の色成分で天体光を解析できる。これにより、銀河系内外の星、ガス、ブラックホールなど数千万天体の温度・化学組成・速度などを詳細に調査可能。バース大学は英国で数少ない参加機関の一つで、物理学科のPatricia Schady博士が観測精度検証プログラムを主導する。今後5年間で本格的な観測が行われ、星や銀河の形成進化、宇宙構造の理解を大きく前進させると期待されている。

2400の視点を持つ強力な望遠鏡「4MOST」が初観測に成功(Powerful telescope with 2,400 ‘eyes’ captures first light)
4MOST is installed on the VISTA telescope at Paranal Observatory, located in the Chilean Atacama desert. Image credit: Stijn Wuyts

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